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第34章 直前呪文 Priori Incantatem(5)
日期:2023-05-16 15:03  点击:245

そして――ハリーの予想もしていなかったことが起きた――足が地上を離れるのを感じたのだ。杖同士が金色に輝かがやく糸に結ばれたまま、ハリーとヴォルデモートの二人は空中に浮き上がっていった。二人はヴォルデモートの父親の墓石から離れて、滑すべるように飛び、墓石も何もない場所に着地した……。死し喰くい人びとは口々に叫び、ヴォルデモートに指示を仰あおいでいた。死喰い人がまた近づいてきて、ハリーとヴォルデモートの周りに輪わを作り直した。そのすぐあとを蛇へびがスルスルと這はってきた。何人かの死喰い人が杖を取り出した――。

ハリーとヴォルデモートをつないでいた金色の糸が裂さけた。杖同士をつないだまま、光が一千本余りに分かれてハリーとヴォルデモートの上に高々と弧こを描き、二人の周りを縦横じゅうおうに交差した。やがて二人は、金色のドーム型の網――光の籠かごですっぽり覆おおわれた。死喰い人がジャッカルのように二人を取り巻いていたが、その叫び声は、いまは不思議に遠くに聞こえた……。

「手を出すな!」ヴォルデモートが死喰い人に向かって叫んだ。その赤い目が、いままさに起こっていることに驚愕きょうがくしてカッと見開かれ、二人の杖をいまだにつないだままの光の糸を断ち切ろうともがいている。ハリーはますます強く、両手で杖にしがみついた。そして、金色の糸は切れることなくつながっていた。

「命令するまで何もするな!」ヴォルデモートが死喰い人に向かって叫んだ。

そのとき、この世のものとも思えない美しい調しらべがあたりを満たした……その調べは、ハリーとヴォルデモートを包んで振動している光が織りなす網の、一本一本の糸から聞こえてくる。ハリーはそれが何の調べかわかっていた。これまで生涯で一度しか聞いたことはなかったが……不ふ死し鳥ちょうの歌だ……。

ハリーにとって、それは希望の調べだった……これまでの生涯に聞いた中で、もっとも美しく、もっともうれしい響ひびきだった……その歌は、ハリーの周囲にだけではなく、体の中にも響くように感じられた……ハリーにダンブルドアを思い出させる調べだった。そして、その音は、まるで友人がハリーの耳元に話しかけているようだった……。糸を切るでないぞ。


然后完全猝不及防地,哈利感到自己的双脚离开了地面,他和伏地魔都升到了空中,两根魔杖仍然被那道闪烁的金线连在一起。他们从伏地魔父亲的墓碑前飞到一片没有坟头的空地上……食死徒们在喊叫,请求伏地魔的指示。他们跟了过来,重新把哈利和伏地魔围在中间。大蛇在他们脚后游动,有几人抽出了魔杖——
连接哈利和伏地魔的那根金钱突然裂开了,但两根魔杖仍然紧紧相连,哈利和伏地魔的上方出现了上千道光弧。光弧在他们周围相互交织,最后形成了一个圆顶的金网,一个由光构成的笼子。食死徒们像野狗一样围在笼外,他们的叫声奇怪地减弱了……
“不要动!”伏地魔高声向食死徒们喊道,哈利看到他的红眼睛惊愕地张大了,看得出他对眼前的情景十分震惊,竭力想挣断连接两根魔杖的散裂光丝。哈利用双手死死攥住魔杖,金钱仍然连在一起。“没有我的命令不要动!”伏地魔朝食死徒们喊道。
突然一阵仙乐在空中响起……它是从哈利和伏地魔周围振动的光网的每一根光丝上发出来的。哈利听出来了,尽管这音乐他以前只听过一次。这是凤凰的歌声。
对哈利来说,这声音代表着希望……这是他一生中听过的最美妙的声音……他感到这歌声在他内心而不是在他周围……这声音使他想到了邓布利多,几乎像是一个朋友在他耳边说话……
不要断开连接!

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09/29 13:24