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第35章 真実薬ベリタセラム Veritaserum(9)
日期:2023-05-16 15:19  点击:307

「ムーディが」ハリーが言った。まだまったく信じられない気持だった。「いったいどうしてムーディが?」

「こやつはアラスター・ムーディではない」ダンブルドアが静かに言った。「ハリー、きみはアラスター・ムーディに会ったことがない。本物のムーディなら、今夜のようなことが起こったあとで、わしの目の届くところからきみを連れ去るはずがないのじゃ。こやつがきみを連れていった瞬間しゅんかん、わしにはわかった――そして、跡あとを追ったのじゃ」

ダンブルドアはぐったりしたムーディの上に屈かがみ込み、ローブの中に手を入れた。そしてムーディの携けい帯たい用よう酒さか瓶びんと鍵かぎ束たばを取り出し、マクゴナガル先生とスネイプのほうを振り向いた。

「セブルス、君の持っている『真実薬ベリタセラム』の中でいちばん強力なのを持ってきてくれぬか。それから厨房ちゅうぼうに行き、ウィンキーという屋や敷しき妖よう精せいを連れてくるよう。ミネルバ、ハグリッドの小屋に行ってくださらんか。大きな黒い犬がかぼちゃ畑にいるはずじゃ。犬をわしの部屋に連れていき、まもなくわしも行くからとその犬に伝え、それからここに戻ってくるのじゃ」

スネイプもマクゴナガルも奇妙な指示があるものだと思ったかもしれない。しかし、二人ともそんな素そ振ぶりは見せなかった。二人はすぐさま踵きびすを返し、部屋から出ていった。ダンブルドアは七つの錠前じょうまえがついたトランクのところへ歩いていき、一本目の鍵を錠前に差し込んでトランクを開けた。中には呪じゅ文もんの本がぎっしり詰まっていた。ダンブルドアはトランクを閉め、二本目の鍵を二つ目の錠前に差し込み、再びトランクを開けた。呪文の本は消えていた。ここには壊こわれた「かくれん防止器スニーコスコープ」や、羊よう皮ひ紙し、羽根ペン、銀色の透とう明めいマントらしいものが入っていた。ダンブルドアが三つ目、四つ目、五つ目、六つ目と、次々に鍵を合わせトランクを開くのを、ハリーは驚いて見つめていた。開くたびに、トランクの中身が違っていた。七番目の鍵が錠前に差し込まれ、蓋ふたがパッと開いた。ハリーは驚いて叫さけび声を漏もらした。


“穆迪,”哈利说,但他仍然不能完全相信,“怎么可能是穆迪?”
“那不是阿拉斯托·穆迪,”邓布利多平静地说,“你不认识阿拉斯托·穆迪。真正的穆迪不会在发生今晚的事情之后把你从我身边弄走。他一带走你,我就知道了——所以跟了过来。”
邓布利多弯下腰,从昏瘫的穆迪身上掏出弧形酒瓶和一串钥匙。然后他转身看着麦格教授和斯内普。
“西弗勒斯,请你去拿你最强效的吐真剂,再到厨房把一个叫闪闪的家养小精灵找来。米勒娃,请你到海格家跑一趟,他的南瓜地里有一条大黑狗。你把那条狗带到我的办公室,告诉他我一会儿就到,然后你再回到这儿来。”
斯内普和麦格或许觉得这些指示有些奇怪,但他们没有流露出来。两人立刻转身离去。邓布利多走到一只有七把锁的箱子跟前,将第一把钥匙插理了锁眼,打开箱子,里面是一堆咒语书。邓布利多关上箱子,将第二把钥匙插进了第二把锁里,再打开来,箱子里不再是咒语书,而是各种破损的窥镜、一些羊皮纸和羽毛笔,还有一件银色的隐形衣。哈利惊奇地看着邓布利多将第三、第四、第五和第六把钥匙插进锁里,打开箱子,每次出现的东西都不一样。最后他将第七把钥匙插进锁里,掀开箱盖,哈利惊叫起来。

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