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第36章 決別 The Parting of the Ways(2)
日期:2023-05-17 13:45  点击:351

「ハリー、まずわしの部屋に来てほしい」ダンブルドアは廊下を歩きながら静かに言った。

「シリウスがそこで待っておる」

ハリーは頷うなずいた。一種の無感覚状態と非現実感とが、ハリーを襲おそっていた。しかし、ハリーは気にならなかった。むしろうれしかった。優ゆう勝しょう杯はいに触ふれてから起こったことについて、何も考えたくなかった。写真のように鮮あざやかに、くっきりと頭の中に明めい滅めつする記憶をじっくり調べてみる気にはなれなかった。トランクの中のマッド‐アイ・ムーディ、手首のない腕をかばいながら地面にへたり込んでいるワームテール、湯気の立ち昇る大おお鍋なべから蘇よみがえったヴォルデモート、セドリック……死んでいる……両親の許もとに返してくれと頼んだセドリック……。

「校長先生」ハリーが口ごもった。「ディゴリーさんご夫妻はどこに?」

「スプラウト先生と一いっ緒しょじゃ」ダンブルドアが言った。

バーティ・クラウチを尋じん問もんしている間、ずっと平静だったダンブルドアの声が、初めて微かすかに震えた。

「スプラウト先生はセドリックの寮の寮りょう監かんじゃ。あの子のことをいちばんよくご存ぞん知じじゃ」

ガーゴイルの石像の前に来た。ダンブルドアが合言葉を言うと、石像が脇わきに飛び退のいた。ダンブルドアとハリーは、動く螺ら旋せん階かい段だんで樫かしの扉とびらまで上っていった。ダンブルドアが扉を押し開けた。そこに、シリウスが立っていた。アズカバンから逃亡してきたときのように、蒼そう白はくでやつれた顔をしている。シリウスは一気に部屋を横切ってやってきた。


“我希望你先到我的办公室去一下,哈利,”他们沿着走廊往前走,邓布利多轻声说道,“小天狼星在那里等我们呢。”
哈利点了点头。他感觉麻木,仿佛置身于梦境之中,眼前的一切似乎都不真实,但他并不在乎。他甚至为此感到高兴。这样,他就用不着去想他触摸三强杯后发生的一切了。他不想仔细研究那些记忆,尽管那些记忆不断在他脑海里闪现,像照片一样栩栩如生。疯眼汉穆迪被关在大箱子里。虫尾巴瘫倒在地,捂着他的断臂。伏地魔从冒着蒸气的坩埚里冉冉升起。塞德里克……停止了呼吸……塞德里克,请哈利把自己送到父母身边……
“教授,”哈利喃喃地说,“迪戈里先生和他的夫人在哪里?”
“他们和斯普劳特教授在一起。”邓布利多说。他的声音在审问小巴蒂·克劳奇的过程中一直是那么平稳镇定,现在第一次有些发颤。“斯普劳特教授是塞德里克那个学院的院长,对他最了解。”
他们来到石头怪兽跟前。邓布利多说了口令,怪兽左右分开,他和哈利走上活动的螺旋楼梯,来到橡木大门前。邓布利多把门推开。小天狼星就站在那里。他脸色苍白,面容消瘦,就像他刚从阿兹卡班逃出来时那样。他一眨眼就从房间那头奔了过来。

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