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第36章 決別 The Parting of the Ways(3)
日期:2023-05-17 13:46  点击:292

「ハリー、大丈夫か? わたしの思ったとおりだ――こんなことになるのではないかと思っていた――いったい何があった?」

ハリーを介かい助じょして机の前の椅子に座らせながら、シリウスの手が震ふるえていた。

「いったい何があったのだ?」シリウスがいっそう急せき込んで尋たずねた。

ダンブルドアがバーティ・クラウチの話を、一部始終シリウスに語りはじめた。ハリーは半分しか聞いていなかった。疲れ果て、体中の骨が痛んだ。眠りに落ちて何も考えず、何も感じなくなるまで、何時間も何時間も、邪じゃ魔まされず、ひたすらそこに座っていたかった。

和やわらかな羽は音おとがした。不ふ死し鳥ちょうのフォークスが、止まり木を離れ、部屋の向こうから飛んできて、ハリーの膝ひざに止まった。

「やあ、フォークス」ハリーは小さな声でそう言うと、不死鳥の真しん紅くと金こん色じきの美しい羽を撫なでた。フォークスは安らかに瞬まばたきながらハリーを見上げた。膝ひざに感じる温もりと重みが心を癒いやした。

ダンブルドアが話し終えた。そして、机の向こう側にハリーと向き合って座った。ダンブルドアはハリーを見つめた。ハリーはその目を避さけた。ダンブルドアは僕に質問するつもりだ。僕に、すべてをもう一度思い出させようとしている。

「ハリー、迷めい路ろの移動キーに触ふれてから、何が起こったのか、わしは知る必要があるのじゃ」

ダンブルドアが言った。

「ダンブルドア、明日の朝まで待てませんか?」シリウスが厳きびしい声で言った。片方の手をハリーの肩に置いていた。「眠らせてやりましょう。休ませてやりましょう」

ハリーはシリウスへの感かん謝しゃの気持がどっと溢あふれるのを感じた。しかし、ダンブルドアはシリウスの言葉を無む視しした。ダンブルドアがハリーのほうに身を乗り出した。ハリーは気が進まないままに顔を上げ、ダンブルドアのブルーの瞳ひとみを見つめた。


“哈利,你没事吧?我早就知道——我早就知道会出这样的事——到底怎么回事?”
他双手颤抖着,扶着哈利坐到桌前的一张椅子上。
“怎么回事?”他更加急切地问。
邓布利多开始向小天狼星原原本本地讲述小巴蒂·克劳奇所说的一切。哈利心不在焉地听着。他太累了,身上的每根骨头都在隐隐作痛。他只想坐在这里,不要被任何人打扰,就这样坐上好久好久,直到沉沉睡去,再也不要再有任何思想、任何感觉。
一阵翅膀轻轻扑打的声音。凤凰福克斯离开了它栖息的枝头,从办公室那头飞过来,落在哈利的膝盖上。
“你好,福克斯。”哈利轻声说。他抚摸着凤凰美丽的金色和红色羽毛。福克斯平静地朝他眨了眨眼睛。凤凰落在膝头暖烘烘、沉甸甸的,使哈利觉得心头踏实了许多。
邓布利多停住了话头。他在哈利对面办公桌后面坐了下来。他望着哈利,但哈利躲避着他的目光。邓布利多要向他发问了。他要强迫哈利回忆那所有的一切了。
“我想知道,哈利,你在迷宫里触摸门钥匙后发生了什么?”邓布利多说。
“我们可以明天早上再谈,行不行,邓布利多?”小天狼星声音沙哑地说。他把一只手放在哈利的肩膀上。“让他睡一觉吧。让他好好休息休息吧。”
哈利心头涌起对小天狼星的感激之情,但邓布利多仿佛没听见小天狼星的话。他朝哈利探过身子。哈利很不情愿地抬起头,注视着那双蓝色的眼睛。

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