日语学习网
第37章 始まり The Beginning(2)
日期:2023-05-17 14:13  点击:297

翌日の夜、ハリーはグリフィンドール塔とうに戻った。ハーマイオニーやロンの話によれば、ダンブルドアが、その日の朝食の席で学校のみんなに話をしたそうだ。ハリーをそっとしておくよう、迷めい路ろで何が起こったかと質問したり話をせがんだりしないようにと諭さとしただけだったと言う。大多数の生徒が、ハリーに廊ろう下かで出会うと、目を合わせないようにして避さけて通ることに、ハリーは気づいた。ハリーが通ったあとで、手で口を覆おおいながらひそひそ話をする者もいた。リータ・スキーターが書いた記事で、ハリーは錯さく乱らんしていて危険性があるということを信じている生徒が多いのだろうと、ハリーは想像した。たぶん、みんな、セドリックがどんなふうに死んだのか、自分勝手な説を作り上げているのだろう。しかし、ハリーはあまり気にならなかった。ロンやハーマイオニーと一いっ緒しょにいるのがいちばん好きだった。三人で他た愛あいのないことをしゃべったり、二人がチェスをするのをハリーが黙だまってそばで見ていたり、そんな時間が好きだった。三人とも、言葉に出さなくても一つの了解に達していると感じていた。つまり、三人とも、ホグワーツの外で起こっていることの何らかの印、何らかの便りを待っているということ――そして、何か確かなことがわかるまでは、あれこれ詮せん索さくしても仕方がないということだ。一度だけ三人がこの話題に触ふれたのは、ウィーズリーおばさんが家に帰る前にダンブルドアと会ったことを、ロンが話したときだった。

「ママは、ダンブルドアに聞きにいったんだ。君が夏休みに、まっすぐ僕んちに来ていいかって。だけど、ダンブルドアは、君が少なくとも最初だけはダーズリーのところに帰ってほしいんだって」

「どうして?」ハリーが聞いた。

「ママは、ダンブルドアにはダンブルドアなりの考え方があるって言うんだ」ロンはやれやれと頭を振った。「ダンブルドアを信じるしかないんじゃないか?」


第二天晚上,哈利回到了格兰芬多塔楼。据赫敏和罗恩说,邓布利多那天早上吃早饭时对全校师生讲了几句话。他只是要求大家别去打扰哈利,不许任何人问他问题,或缠着他讲述那天在迷宫里发生的事情。哈利注意到,大多数人在走廊里都绕着他走,避开他的目光。有些人在他走过时用手捂着嘴,互相窃窃私语。他猜想,他们许多人都相信了丽塔·斯基特的文章,认为他心理不正常,很可能是个危险人物。也许,对于塞德里克是怎么死的,许多人都有自己的想法。但哈利发现他并不怎么在乎。他最喜欢跟罗恩和赫敏在一起,谈论其他话题,或者他们俩自己下棋,让他一个人静静地坐着。他觉得他们三个似乎已达到了一种默契,已不需要用语言来表达;他们每个人都在等待某种信号或只言片语,告诉他们霍格沃茨外面发生的事情——在没有得到确切消息之前,对未来作种种盘算都是毫无用处的。他们只有一次触及到这个话题,那是罗恩对哈利讲述韦斯莱夫人回家前与邓布利多见面的经过。
“妈妈去问他,你今年夏天能不能直接到我们家去,”罗恩说,“但邓布利多还是希望你回德思礼家,至少是先回他们那里。”
“为什么?”哈利问。
“妈妈说邓布利多有他自己的道理,”罗恩说着,愁闷地摇了摇头,“我想我们应该相信他吧,对吗?”

分享到:

顶部
09/29 07:07