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第37章 始まり The Beginning(5)
日期:2023-05-17 14:19  点击:287

プリベット通りに帰る前夜、ハリーは寮りょうでトランクを詰めながら、気が重かった。別れの宴うたげが怖こわかった。例年なら、学期末のパーティは、寮りょう対たい抗こうの優勝が発表される祝いの宴だった。ハリーは病室を出て以来、大おお広ひろ間まが一杯のときは避さけていた。ほかの生徒にじろじろ見られるのが嫌いやで、ほとんど人がいなくなってから食事をするようにしていた。

ハリー、ロン、ハーマイオニーが大広間に入ると、すぐに、いつもの飾りつけがないことに気づいた。お別れの宴のときは、いつも優勝した寮の色で大広間を飾りつける。しかし今夜は、教職員テーブルの後ろの壁かべに黒の垂たれ幕まくがかかっている。ハリーはすぐに、それがセドリックの喪もに服している印だと気づいた。

本物のマッド‐アイ・ムーディが教職員テーブルに着いていた。木製の義ぎ足そくも、「魔法の目」も元に戻っている。ムーディは神経過敏になっていて、誰かが話しかけるたびに飛び上がっていた。無理もない、とハリーは思った。もともと襲撃しゅうげきに対する恐怖心があったものが、自分自身のトランクに十ヵ月も閉じ込められて、ますますひどくなったに違いない。カルカロフ校長の席は空からっぽだった。カルカロフはいったいいま、どこにいるのだろう、ヴォルデモートが捕まえたのだろうか。グリフィンドール生と一いっ緒しょにテーブルに着きながら、ハリーはそんなことを考えていた。

マダム・マクシームはまだ残っていた。ハグリッドの隣となりに座っている。二人で静かに話していた。その二人から少し離れて、マクゴナガル先生の隣にスネイプがいた。ハリーがスネイプを見ると、スネイプの目が一瞬いっしゅんハリーを見た。表情を読むのは難しかった。いつもと変わらず辛しん辣らつで不ふ機き嫌げんな表情に見えた。スネイプが目を逸そらしたあとも、ハリーはしばらくスネイプを見つめていた。


在返回女卢路的前一天夜里,哈利在宿舍里收拾箱子时,心情十分沉重。他害怕离校宴会,这通常被搞成一种庆祝活动,届时将宣布学院冠军杯的得主。自从他离开病房后,就一直避免在人多的时候进入礼堂。他情愿在别人几乎都走光时再进去吃饭,就是为了躲避同学们凝视的目光。
当他、罗恩和赫敏走进礼堂时,他们一眼就发现平常的那些装饰物都不见了。往常在离校宴会上,礼堂都用获胜学院的色彩装饰一新。然而今晚,教工桌子后面的墙壁上悬挂着黑色帷幕。哈利立刻就明白了,这是为了对塞德里克表示敬意。
真正的疯眼汉穆迪现在坐在教工桌子旁,他的木腿和带魔法的眼睛都回到了原来的位置。他显得特别紧张不安,每当有人跟他说话,他就惊得跳了起来。哈利知道这不能怪他。穆迪在自己的箱子里关了十个月,这肯定加重了他担心遭人袭击的恐惧。卡卡洛夫的座位空着。哈利一边和其他格兰芬多同学一起坐下,一边暗想不知卡卡洛夫此刻在哪里,不知伏地魔有没有抓住他。
马克西姆夫人还在,就坐在海格旁边。他们正悄声谈论着什么。在桌子那边,坐在麦格教授身边的是斯内普。当哈利望着他时,他的目光在哈利身上停留了片刻。他脸上的表情很难捉摸。他看上去还像以前一样阴沉、讨厌。哈利在斯内普移开目光后,仍然注视了他很长时间。

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