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第37章 始まり The Beginning(8)
日期:2023-05-17 14:21  点击:333

「セドリックの死に関連して、もう一人の名前を挙げねばなるまい」ダンブルドアの話は続いた。「もちろん、ハリー・ポッターのことじゃ」

大広間に漣さざなみのようなざわめきが広がった。何人かがハリーのほうを見て、また急いでダンブルドアに視線を戻した。

「ハリー・ポッターは、辛からくもヴォルデモート卿の手を逃のがれた」ダンブルドアが言った。

「自分の命を賭として、ハリー・ポッターは、セドリックの亡なき骸がらをホグワーツに連れ帰ったのじゃ。ヴォルデモート卿に対たい峙じした魔法使いの中で、あらゆる意味でこれほどの勇気を示した者は、そう多くはない。そういう勇気を、ハリー・ポッターは見せてくれた。それが故ゆえに、わしはハリー・ポッターを讃たたえたい」

ダンブルドアは厳おごそかにハリーのほうを向き、もう一度ゴブレットを上げた。大広間のほとんどすべての者がダンブルドアに続いた。セドリックのときと同じく、みんながハリーの名を唱しょう和わし、杯さかずきを上げた。しかし、起立した生徒たちの間から、ハリーはマルフォイ、クラッブ、ゴイル、それにスリザリンのほかの多くの生徒が、頑かたくなに席に着いたまま、ゴブレットに手も触ふれずにいるのを見た。ダンブルドアでも、「魔法の目」を持たない以上、それは見えなかった。

みんなが再び席に着くと、ダンブルドアは話を続けた。

「三さん大だい魔ま法ほう学がっ校こう対たい抗こう試じ合あいの目的は、魔法界の相互理解を深め、進めることじゃ。このたびの出来事――ヴォルデモート卿の復活じゃが――それに照らせば、そのような絆きずなは以前にも増して重要になる」


“在谈到塞德里克死时,还必须提及另外一个人,”邓布利多继续往下说,“当然啦,我说的是哈利·波特。”
礼堂里起了一阵波动,有几个人把头转向哈利,随即又赶紧转回去,望着邓布利多。
“哈利·波特逃脱了伏地魔的魔爪,”邓布利多说,“他冒着生命危险,把塞德里克的遗体带回了霍格沃茨。他在各方面都表现出了大无畏的精神,很少有巫师在面对伏地魔的淫威时能表现出这种精神,为此,我向他表示敬意。”
邓布利多严肃地转向哈利,又一次举起了他的高脚酒杯。礼堂里的人几乎都这么做了。他们像刚才念叨塞德里克的名字一样,低声说着哈利的名字,为他敬酒。但是,哈利透过纷纷起立的人群的缝隙,看见马尔福、克拉布和高尔,以及斯莱特林的许多其他人都固执地坐着没动,碰也没碰他们的酒杯。邓布利多毕竟没长着带魔法的眼睛,没有看见他们的举动。
大家再次落座后,邓布利多又说道:“三强争霸赛的目的是增强和促进魔法界的相互了解。鉴于现在所发生的事——鉴于伏地魔的起死回生——这种联系比以往任何时候都更重要。”

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