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第37章 始まり The Beginning(10)
日期:2023-05-17 14:23  点击:273

ハリーはトランクを詰め終わった。ヘドウィグは籠かごに納まり、トランクの上だ。ハリー、ロン、ハーマイオニーは、混み合った玄げん関かんホールでほかの四年生と一いっ緒しょに馬車を待った。馬車はホグズミード駅までみんなを運んでくれる。今日もまた、美しい夏の一日だった。夕方プリベット通りに着くころは、暑くて、緑が濃こく、花か壇だんは色とりどりの花が咲さき乱れているだろうと、ハリーは思った。そう思っても、何の喜びも湧わいてこなかった。

「アハリー!」

ハリーはあたりを見回した。フラー・デラクールが急ぎ足で石段を上ってくるところだった。その後ろの校庭のずっと向こうで、ハリーは、ハグリッドがマダム・マクシームを手伝って巨大な馬たちの中の二頭に馬ば具ぐをつけているのを見た。ボーバトンの馬車が、まもなく出発するところだった。

「まーた、会いましょーね」フラーが近づいて、ハリーに片手を差し出しながら言った。「わたーし、英語が上手になりたーいので、ここであはたらけるようにのぞんでいまーす」

「もう十分に上手だよ」ロンが喉のどを締めつけられたような声を出した。フラーがロンに微ほほ笑えんだ。ハーマイオニーが顔をしかめた。

「さようなら、アハリー」フラーは帰りかけながら言った。「あなたに会えて、おほんとによかった!」

ハリーは少し気分が明るくなって、フラーを見送った。フラーは太陽に輝かがやくシルバーブロンドの髪かみを波打たせ、急いで芝しば生ふを横切り、マダム・マクシームのところへ戻っていった。


哈利的箱子已经收拾好了;海德薇也回到了箱子上面它的笼子里。哈利、罗恩、赫敏和其他四年级的同学一起,在拥挤的门厅里等待马车把他们送往霍格莫德车站。这又是一个美丽宜人的夏日。哈利猜想,当他晚上到达女贞路时,那里肯定很热,院子里枝繁叶茂,花圃里姹紫嫣红的鲜花竞相开放。想到这些,他并没有感到丝毫喜悦。
“哈利!”
他扭头望去。芙蓉·德拉库尔匆匆登上石阶,进入城堡。在她后面的场地那头,哈利可以看见海格正帮着马克西姆夫人给两匹马套上挽具。布斯巴顿的马车就要出发了。
“我希望我们还能见面,”芙蓉走到哈利身边,伸出一只手,说道,“我希望在这里找到一份工作,提高一下我的英语。”
“你的英语已经很棒了。”罗恩声音有些窒息地说。芙蓉朝他微笑着。赫敏在一旁皱起了眉头。
“再见,哈利,”芙蓉说着,转身离开,“这次见到你们十分愉快。”
哈利注视着芙蓉匆匆顺着草坪朝马克西姆夫人奔去,银亮色的头发在阳光下像波浪一样荡漾,他的情绪不由自主地愉快起来。

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09/29 07:14