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第37章 始まり The Beginning(11)
日期:2023-05-17 14:23  点击:294

「ダームストラングの生徒はどうやって帰るんだろ?」ロンが言った。「カルカロフがいなくても、あの船の舵かじ取りができると思うか?」

「カルカロフヴぁ、舵を取っていなかった」ぶっきらぼうな声がした。「あの人ヴぁ、自分がキャビンにいて、ヴぉくたちに仕事をさせた」

クラムはハーマイオニーに別れを言いに来たのだ。

「ちょっと、いいかな?」クラムが頼んだ。

「え……ええ……いいわよ」ハーマイオニーは少しうろたえた様子で、クラムについて人混みの中に姿を消した。

「急げよ!」ロンが大声でその後ろ姿に呼びかけた。「もうすぐ馬車が来るぞ!」

そのくせ、ロンはハリーに馬車が来るかどうかを見張らせて、自分はそれから数分間、クラムとハーマイオニーがいったい何をしているのかと、人ひと群むれの上に首を伸ばしていた。

二人はすぐに戻ってきた。ロンはハーマイオニーをじろじろ見たが、ハーマイオニーは平然としていた。

「ヴぉく、ディゴリーが好きだった」突然クラムがハリーに言った。

「ヴぉくに対して、いつも礼儀正しかった。いつも。ヴぉくがダームストラングから来ているのに――カルカロフと一いっ緒しょに」クラムは顔をしかめた。

「新しい校長はまだ決まってないの?」ハリーが聞いた。

クラムは肩をすぼめて、知らないという仕し種ぐさをした。クラムもフラーと同じように手を差し出して、ハリーと握あく手しゅし、それからロンと握手した。

ロンはなにやら内心の葛かっ藤とうに苦しんでいるような顔をした。クラムがもう歩き出したとき、ロンが突然叫さけんだ。

「サイン、もらえないかな?」

ハーマイオニーが横を向き、ちょうど馬車道を近づいてきた馬なしの馬車のほうを見て微ほほ笑えんだ。クラムは驚いたような顔をしたが、うれしそうに羊よう皮ひ紙しの切れ端はしにサインした。


“不知道德姆斯特朗的同学怎么回去,”罗恩说,“你说,没有了卡卡洛夫,他们还能驾驶那艘船吗?”
“卡卡洛夫并不掌舵,”一个沙哑沉闷的声音说,“他待在舱房里,活儿都由我们干。”
克鲁姆来跟赫敏道别了。
“我可以跟你说几句话吗?”他问赫敏。
“噢……可以……好吧。”赫敏说,脸上微微泛起红晕,跟着克鲁姆穿过人群,不见了。
“你最好快点儿!”罗恩冲着她的背景大声喊道,“马车很快就要来了!”
然而,在接下来的几分钟里,罗恩让哈利留意马车,自己一个劲儿地伸长脖子,想看清克鲁姆和赫敏在做什么。那两人很快就回来了。罗恩盯着赫敏,但赫敏脸上的神情十分泰然。
“我一直很喜欢迪戈里,”克鲁姆很唐突地对哈利说,“他总是对我很有礼貌。总是这样。尽管我来自德姆斯特朗——和卡卡洛夫一起。”他皱着眉头补充道。
“你们找到新校长了吗?”哈利问。
克鲁姆耸了耸肩膀。他像芙蓉那样伸出手,与哈利和罗恩分别握了握手。从罗恩的表情看,他似乎正在忍受某种痛苦的内心冲突。克鲁姆已经准备走开了,罗恩突然说道:“你能给我签个名吗?”
赫敏转过脸,望着那些没有马拉的马车顺着车道朝他们缓缓驶来,脸上泛起了微笑:克鲁姆显得既惊讶又欣慰,为罗恩在一片羊皮纸上签了名。

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06/29 15:42