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第37章 始まり The Beginning(12)
日期:2023-05-17 14:24  点击:344

キングズ・クロス駅に向かう戻り旅の今日の天気は、一年前の九月にホグワーツに来たときとは天と地ほどに違っていた。空には雲一つない。ハリー、ロン、ハーマイオニーは、何とか三人だけで一つのコンパートメントを独占できた。ピッグウィジョンは、ホーホーと鳴き続けるのを黙だまらせるために、またロンのドレスローブで覆おおわれていた。ヘドウィグは頭を羽に埋うずめてうとうとしていた。クルックシャンクスは空あいている席に丸まって、オレンジ色の大きなふわふわのクッションのようだ。列車が南に向かって速度を上げだすと、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、ここ一週間なかったほど自由に、たくさんの話をした。ダンブルドアの別れの宴うたげでの話が、なぜかハリーの胸に詰まっていたものを取り除いてくれたような気がした。いまは、あのときの出来事を話すのがそれほど苦痛ではなかった。三人は、ダンブルドアがヴォルデモートを阻そ止しするのに、いまこのときにもどんな措置を取っているだろうかと、ランチのカートが回ってくるまで話し続けた。

ハーマイオニーがカートから戻り、お釣つりをカバンにしまうとき、そこに挟はさんであった「日にっ刊かん予よ言げん者しゃ新しん聞ぶん」が落ちた。

読みたいような読みたくないような気分で、ハリーは新聞に目をやった。それに気づいたハーマイオニーが、落ち着いて言った。

「何にも書いてないわ。自分で見てごらんなさい。でもほんとに何にもないわ。私、毎日チェックしてたの。第三の課題が終わった次の日に、小さな記事であなたが優勝したって書いてあっただけ。セドリックのことさえ書いてない。あのことについては、なあんにもないわ。私の見るところじゃ、ファッジが黙だまらせてるのよ」

「ファッジはリータを黙らせられないよ」ハリーが言った。「こういう話だもの、無理だ」

「あら、リータは第三の課題以来、何にも書いてないわ」ハーマイオニーが変に抑えた声で言った。

「実はね」ハーマイオニーの声が、こんどは少し震ふるえていた。「リータ・スキーターはしばらくの間、何も書かないわ。私に自分の秘ひ密みつをばらされたくないならね」


在他们返回国王十字车站的路上,天气和他们去年九月来霍格沃茨时完全不一样。天空万里无云。哈利、罗恩和赫敏费了半天劲儿,总算找到一个空的隔间,坐了进去。小猪又被罗恩的礼服长袍遮住了,因为它不停地尖声大叫;海德薇脑袋缩在翅膀下打瞌睡,克鲁克山蜷缩在一个空座位上,活像一个大大的、毛绒绒的姜黄色靠垫。火车载着他们向南驶去,哈利、罗恩和赫敏摆脱了一星期来的沉默,畅快淋漓地交谈着。哈利觉得,邓布利多在离校宴会上的讲话,似乎一下子涤荡了他心中的烦忧。现在再谈论所发生的事情,他就不会感到那么痛苦了。他们热烈地谈论着邓布利多现在会采取什么措施阻止伏地魔东山再起,直到送午饭的小推车过来,才停住话头。
当赫敏到小推车那里买完饭回来、把钱放回书包时,她掏出了一份她一直装在书包里的《预言家日报》。哈利望了望,拿不准自己是否真想知道报上说了什么。赫敏见他望着报纸,便平静地说:“报上没说什么。你自己可以看一下,确实没有什么。我每天都要检查一下。只在第三个项目后的第二天发了一条短消息,说你赢得了三强杯。他们甚至提都没提塞德里克。对这件事只字不报。如果你问我,我认为是福吉强迫他们保持沉默的。”
“他无法使丽塔保持沉默,”哈利说,“丽塔不会放过这样一篇精彩故事的。”
“噢,自从第三个项目之后,丽塔就什么也不写了。”赫敏说,她似乎在拼命克制着什么,声音有些怪怪的。“不瞒你们说,”她又说道,声音有些发颤了,“丽塔·斯基特暂时不会再写任何东西了。除非她想让我泄露她的秘密。”

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09/29 07:35