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第6章 高貴なる由緒正しきブラック家(14)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3339

タペストリーは古こ色しょく蒼そう然ぜんとしていた。色褪あせ、ドクシーが食い荒らしたらしい跡あとがあちこちにあった。しかし、縫ぬい取りをした金の刺し繍しゅう糸いとが、家か系けい図ずの広がりをいまだに輝かがやかせていた。時代はハリーの知るかぎり、中世にまで遡さかのぼっている。タペストリーの一番上に、大きな文字で次のように書かれている。


高貴こうきなる由緒ゆいしょ正しきブラック家

 〝純じゅん血けつよ永遠なれ〟


「おじさんが載のっていない」家系図の一番下をざっと見て、ハリーが言った。

「かつてはここにあった」

シリウスが、タペストリーの小さな丸い焼け焦こげを指差した。タバコの焼け焦げのように見えた。

「おやさしいわが母上が、わたしが家出したあとに抹まっ消しょうしてくださってね――クリーチャーはその話をブツブツ話すのが好きなんだ」

「家出したの」

「十六のころだ」シリウスが答えた。「もうたくさんだった」

「どこに行ったの」ハリーはシリウスをじっと見つめた。

「君の父さんのところだ」シリウスが言った。「君のおじいさん、おばあさんは、本当によくしてくれた。わたしを二番目の息子のように扱ってくれた。だから、学校が休みになると、君の父さんのところに転ころがり込んだものだ。そして十七歳になると、独ひとりで暮らしはじめた。おじのアルファードが、わたしにかなりの金きん貨かを残してくれていた――このおじも、ここから抹消されているがね。たぶんそれが原因で――まあ、とにかく、それ以来自分独りでやってきた。ただ日曜日の昼食は、いつでもポッター家で歓迎かんげいされた」

「だけど……どうして……」

「家出したか」

シリウスは苦笑にがわらいし、櫛くしの通っていない髪かみを指で梳すいた。

「なぜなら、この家の者全員を憎にくんでいたからだ。両親は狂きょう信しん的てきな純じゅん血けつ主しゅ義ぎ者しゃで、ブラック家が事実上王族おうぞくだと信じていた……愚おろかな弟は、軟なん弱じゃくにも両親の言うことを信じていた……それが弟だ」

シリウスは家系図の一番下の名前を突つき刺さすように指差した。

「レギュラス・ブラック」

生年月日のあとに、死亡しぼう年月日約十五年ほど前だが書いてある。


  挂毯看上去很旧很旧了,颜色已经暗淡,似乎狐猸子把好几处都咬坏了。不过,上面绣的金线仍然闪闪发亮,他们清楚地看到了一幅枝枝蔓蔓的家谱图,一直可以追溯到(就哈利所知)中世纪。挂毯顶上绣着几个大字:高贵的最古老的布莱克家族永远纯洁。
  “你不在上面!”哈利看了看家谱最底下一行说道。
  “曾经在上面的。”小天狼星说着指了指挂毯上一个焦黑的小圆洞,像是被香烟烧焦的痕迹,“我从家里逃走之后,我亲爱的老母亲就把我销毁了——克利切很喜欢低声念叨这个故事。”
  “你从家里逃走?”
  “那年我大约十六岁,”小天狼星说,“我受够了。”
  “你去了哪儿?”哈利盯着他问道。
  “你爸爸家里,”小天狼星说,“你的爷爷奶奶非常善解人意,他们差不多把我当成了第二个儿子。是啊,学校放假时,我就暂时住在你爸爸家里,到了十七岁,我就自己找了个地方。我叔叔阿尔法德给我留下了数量可观的金子——他也从这里被清除出去了,大概就是因为这个——反正,从那以后,我就自己照顾自己了,不过,波特先生和夫人总是欢迎我每个星期六到他们家吃饭。”
  “可是你为什么?”
  “离家出走?”小天狼星苦笑一下,用手梳理着他乱蓬蓬的长发,“因为我讨厌他们所有的人。我的父母,疯狂地痴迷纯正血统,他们相信,身为布莱克家的人,天生就是高贵的——我那个傻瓜弟弟,性情太软弱,居然相信了他们的话——那就是他。”
  小天狼星伸出一个手指,指了指家谱图最下面的一个名字:雷古勒斯·布莱克。在出生日期后面有一个死亡日期(大约在十五年前)。

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