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第16章 ホッグズ・ヘッドで(5)_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3335

「ところで、どこに行くんだい」ハリーが聞いた。「『三本さんぼんの箒ほうき』」

「あ――ううん」ハーマイオニーは我に返って言った。「違う。あそこはいつも一いっ杯ぱいで、とっても騒がしいし。みんなに、『ホッグズ・ヘッド』に集まるように言ったの。ほら、もう一つのパブ、知ってるでしょ。表通りには面してないし、あそこはちょっと……ほら……胡う散さん臭くさいわ……でも生徒は普通あそこには行かないから、盗み聞きされることもないと思うの」

三人は大通りを歩いて「ゾンコの魔ま法ほう悪戯いたずら専せん門もん店てん」の前を通り――当然そこには、フレッド、ジョージ、リーがいた――郵ゆう便びん局きょくの前を過ぎ――そこからはふくろうが定期的に飛び立っている――そして横道に入った。その道のどん詰づまりに小さな旅籠はたごが建っている。ドアの上に張り出した錆さびついた腕木うでぎに、ボロボロの木の看板かんばんが掛かかっていた。ちょん切られたイノシシの首が、周囲の白布を血に染そめている絵が描かいてある。三人が近づくと、看板が風に吹かれてキーキーと音を立てた。三人ともドアの前でためらった。

「さあ、行きましょうか」ハーマイオニーが少しおどおどしながら言った。ハリーが先頭に立って中に入った。

「三本の箒」とはまるで違っていた。あそこの広々したバーは、輝かがやくように暖かく清潔せいけつな印いん象しょうだが、「ホッグズ・ヘッド」のバーは、小さくみすぼらしい、ひどく汚い部屋で、ヤギのようなきつい臭いがした。出窓でまどはべっとり煤すすけて、陽ひの光が中までほとんど射さし込こまない。代わりに、ざらざらした木のテーブルで、ちびた蝋燭ろうそくが部屋を照らしていた。床は一見いっけん、土を踏ふみ固めた土ど間まのように見えたが、ハリーが歩いてみると、実は、何世紀も積もり積もった埃ほこりが石床いしゆかを覆おおっていることがわかった。


  “我们到底上哪儿去呀?”哈利问,“三把扫帚酒吧吗?”
  “哦——不是,”赫敏从沉思中惊醒过来,说道,“不是,那里总是挤满了人,嘈杂得厉害。我叫其他人在猪头酒吧跟我们碰头,就是另外一家酒吧,你们知道的,不在大路上。我也觉得这有点儿——你们知道——不太保险——但同学们一般不上那儿去,所以我想我们不会被人偷听到。”
  他们顺着大路往前走,经过佐科笑话店——不出所料,他们在这里看见了弗雷德、乔治和李·乔丹,经过邮局——每过一会儿就有一些猫头鹰从里面飞出来,然后他们拐进旁边的一条小路,路口有一家小酒吧。破破烂烂的木头招牌悬挂在门上锈迹斑斑的支架上,上面画着一个被砍下来的野猪头,血迹渗透了包着它的白布。他们走近时,招牌被风吹得吱吱嘎嘎作响。他们三人在门外迟疑着。
  “走,进去吧。”赫敏说,显得有点儿紧张。哈利领头走了进去。
  里面与三把扫帚酒吧完全不一样,那儿的大吧台总使人感到明亮、干净而温暖。猪头酒吧只有一间又小又暗、非常肮脏的屋子,散发着一股浓浓的羊膻味。几扇凸窗上积着厚厚的污垢,光线几乎透不进来,粗糙的木头桌子上点着一些蜡烛头。哈利第一眼望去,以为地面是压实的泥地,可是当踩在上面时才发现,原本是石头铺的地面上积了几个世纪的污垢。

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08/28 05:48