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第17章 教育令第二十四号(6)_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3340

ハリーはちらりとビンズ先生を見たが、ノートの棒読ぼうよみを続けている。クラスの注意が、いつもよりもっと自分から離はなれているのにもまったく気づかず、平静へいせいそのものだ。ハリーはこっそり席を立って屈かがみ込み、急いで横に移動して窓際まどぎわに行き、留とめ金がねをずらしてそろりそろりと窓を開けた。

ハリーは、ヘドウィグが脚を突き出して手紙をはずしてもらったあとはふくろう小屋に飛んで行くものと思った。ところが、窓の隙間すきまがある程度ていど広くなると、ヘドウィグは悲しげにホーと鳴きながら、チョンと中に入ってきた。ハリーはビンズ先生のほうを気にしてちらちら見ながら窓を閉め、再び身を屈めて、ヘドウィグを肩に載のせ、急いで席に戻った。席に着くと、ヘドウィグを膝ひざに移し、脚から手紙をはずしにかかった。

そのとき初めて、ヘドウィグの羽が奇き妙みょうに逆立さかだっているのに気づいた。変な方向に折れているのもある。しかも片方かたほうの翼つばさがおかしな角度に伸びている。

「怪け我がしてる」ハリーはヘドウィグの上に覆おおいかぶさるように頭を下げて呟つぶやいた。ハーマイオニーとロンが寄より掛かかるようにして近寄った。ハーマイオニーは羽は根ねペンさえ下に置いていた。

「ほら――翼がなんか変だ――」

ヘドウィグは小刻こきざみに震ふるえていた。ハリーが翼に触ふれようとすると、小さく飛び上がり、全身の羽毛うもうを逆立ててまるで体を膨ふくらませたようになり、ハリーを恨うらめしげに見つめた。

「ビンズ先生」ハリーの大声に、クラス中がハリーのほうを見た。「気分が悪いんです」

ビンズ先生は、ノートから目を上げ、いつものことだが、目の前にたくさんの生徒がいるのを見て驚おどろいたような顔をした。

「気分が悪い」先生がぼんやりと繰くり返した。

「とっても悪いんです」ハリーはきっぱりそう言い、ヘドウィグを背中に隠して立ち上がった。「僕、医い務む室しつに行かないといけないと思います」

「そう」ビンズ先生は、明らかに不ふ意い打うちを食らった顔だった。「そう……そうね。医務室……まあ、では、行きなさい。パーキンズ……」

教室を出るとすぐ、ハリーはヘドウィグを肩に戻し、急いで廊下ろうかを歩いた。そしてビンズの教室のドアが見えなくなったとき、初めて立ち止まって考えた。誰かにヘドウィグを治なおしてもらうとしたら、ハリーはもちろんまずハグリッドを選んだろう。しかし、ハグリッドの居い場ば所しょはまったくわからない。残るはグラブリー‐プランク先生だけだ。助けてくれればいいが。

ハリーは窓から校庭を眺ながめた。荒れ模様もようの曇り空だった。ハグリッドの小屋のあたりには、グラブリー‐プランク先生の姿はなかった。授業中でないとしたら、たぶん職しょく員いん室しつだろう。ハリーは階段を下りはじめた。ヘドウィグはハリーの肩でぐらぐら揺ゆれるたび、弱々しくホーと鳴いた。


  他瞟了一眼讲台,宾斯教授继续安详地念着讲义,没发觉全班的注意力比平常更不集中在他身上。哈利悄悄溜下座位,猫着腰快步走到窗前,拨开窗钩,慢慢地打开窗户。
  他以为海德薇会伸脚让他把信取下,然后飞回猫头鹰棚屋,可是窗户一开到足够宽,它就跳了进来,哀叫着。他关上窗,担心地瞥了一跟宾斯教授,猫腰溜回座位,海德薇蹲在他的肩头。他坐下后,把海德薇放到腿上,开始取它脚上的信。
  这时他才发现海德薇的羽毛异常蓬乱,有的倒折着。赫敏和罗恩凑过来,赫敏甚至放下了她的羽毛笔。
  “看——它的翅膀不对劲——”海德薇在颤抖,哈利碰到她的翅膀时,它惊跳了一下,羽毛全部竖起来,好像充了气一般,它责怪地看着他。
  “宾斯教授,”哈利大声说,全班都回过头来,“我不舒服。”宾斯教授从讲义上抬起眼睛,像往常一样似乎很惊讶,发现屋子里坐满了人。
  “不舒服?”他恍惚地重复道。
  “很不舒服,”哈利坚定地说,把海德薇藏在身后站了起来,“我想我需要去校医院。”
  “对,”宾斯教授显然有些手足无措,“对——对,校医院——好,那你去吧,珀金斯——”
  一出教室,哈利就把海德薇放回肩头,沿着走廊疾行,直到看不见宾斯的门才停下来思考。他想到的给海德薇疗伤的第一人选当然是海格,但是不知道海格在哪儿,惟一的选择只有去找格拉普兰教授,希望她能帮忙。
  他透过窗户朝狂风大作、阴云笼罩的场地上张望着。海格的小屋附近看不到她的踪影,如果没在上课,她可能在教师办公室。他往楼下跑去,海德薇在他肩上摇晃,微弱地叫着。

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08/27 22:18