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第17章 教育令第二十四号(8)_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

グラブリー‐プランク先生はローブの中から片かたメガネを取り出し、片目に嵌はめ、ヘドウィグの翼つばさを念入ねんいりに調べた。

「ポッター、この子を預あずけてくれたら、何とかできると思うがね。いずれにしろ、数日は長い距離きょりを飛ばせちゃいけないね」

「あ――ええ――どうも」ハリーがそう言ったとき、ちょうど終業ベルが鳴った。

「任まかしときな」グラブリー‐プランク先生はぶっきらぼうにそう言うと、背を向けて職しょく員いん室しつに戻ろうとした。

「ちょっと待って、ウィルヘルミーナ」マクゴナガル先生が呼び止めた。「ポッターの手紙を」

「ああ、そうだ」ハリーはヘドウィグの脚あしに結ばれていた巻紙まきがみのことを、一いっ瞬しゅん忘れていた。グラブリー‐プランク先生は手紙を渡し、ヘドウィグを抱えて職員室へと消えた。ヘドウィグは、こんなふうに私を見放みはなすなんて信じられないという目でハリーを見つめていた。ちょっと気が咎とがめながら、ハリーは帰りかけた。すると、マクゴナガル先生が呼び戻した。

「ポッター」

「はい、先生」

マクゴナガル先生は廊下ろうかの端から端まで目を走らせた。両方向から生徒がやって来る。

「注意しなさい」先生はハリーの手にした巻紙に目を止めながら、声をひそめて早口に言った。「ホグワーツを出入りするその通つう信しん網もうは、見張られている可能性があります。わかりましたね」

「僕――」ハリーが言いかけたが、廊下を流れてくる生徒の波が、ほとんどハリーのところまで来ていた。マクゴナガル先生はハリーに向かって小さく頷うなずき、職員室に引っ込んでしまった。残されたハリーは、群れに流されて中庭へと押し出された。ロンとハーマイオニーが風の当たらない隅すみのほうに立っているのが見えた。マントの襟えりを立てて風を避よけている。急いで二人のそばに行きながら、ハリーは巻紙の封を切った。シリウスの筆跡ひっせきで五つの言葉が書かれているだけだった。

今日 同じ 時間 同じ 場所

「ヘドウィグは大だい丈じょう夫ぶ」ハリーが声の届くところまで近づくとすぐ、ハーマイオニーが心配そうに聞いた。

「どこに連れていったんだい」ロンが聞いた。

「グラブリー‐プランクのところだ」ハリーが答えた。「そしたら、マクゴナガルに会った……それでね……」

そして、ハリーはマクゴナガル先生に言われたことを二人に話した。驚おどろいたことに、二人ともショックを受けた様子はなかった。むしろ、意味ありげな目つきで顔を見合わせた。

「なんだよ」ハリーはロンからハーマイオニー、そしてまたロンと顔を見た。

「あのね、ちょうどロンに言ってたところなの……もしかしたら誰かがヘドウィグの手紙を奪うばおうとしたんじゃないかしら だって、ヘドウィグはこれまで一度も、飛行中に怪け我がしたことなんかなかったでしょ」

「それにしても、誰からの手紙だったんだ」ロンが手紙をハリーから取った。

「スナッフルズから」ハリーがこっそり言った。

「同じ時間、同じ場所 談だん話わ室しつの暖炉だんろのことか」

「決まってるじゃない」ハーマイオニーもメモ書きを読みながら言った。「誰もこれを読んでなければいいんだけど」ハーマイオニーは落ち着かない様子だった。

「だけど、封もしてあるし」ハリーはハーマイオニーというより自分を納得なっとくさせようとしていた。「それに、誰かが読んだって、僕たちがこの前どこで話したかを知らなければ、この意味がわからないだろ」

「それはどうかしら」始業のベルが鳴ったので、カバンを肩に掛かけ直しながら、ハーマイオニーが、心配そうに言った。「魔法で巻紙まきがみの封をし直すのは、そんなに難しいことじゃないはずよ……それに、誰かが煙えん突とつ飛行ひこうネットワークを見張っていたら……でも、来るなって警告けいこくのしようがないわ。だって、それも途と中ちゅうで奪われるかもしれない」


  格拉普兰教授从袍子里抽出一只镜片,安到她的眼睛上,仔细检查海德薇的翅膀。“如果你把它留在我这儿,我应该可以查清楚,波特。”她说,“反正它几天内不应长途飞行。”
  “呃——好的——谢谢。”哈利说,这时下课铃响了。
  “没什么。”格拉普兰教授粗声说道,转身走进了教师办公室。
  “等会儿,威尔米娜(格拉普兰教授的名字)!”麦格教授叫道,“波特的信!”
  “哦,对了!”哈利说,他一时忘了系在海德薇脚上的纸卷。格拉普兰教授把它递了过来,带着海德薇消失在屋内。海德薇一直盯着哈利,似乎不能相信他会这样把它交出去。他有点内疚地转身离开,但麦格教授把他叫住了。
  “波特!”
  “是,教授?”
  她朝走廊上看看,两头都有学生走来。
  “记住,”她小声急促地说,眼睛望着他手里的纸卷,“霍格沃茨内外的通信渠道可能被监视了,知道吗?”
  “我——”哈利说,但走廊上的人流几乎已涌到他身边。麦格教授简单地对他点点头,退回屋里,哈利被人群裹挟着走到外面,看到罗恩和赫敏已经站在一个有遮盖的角落,斗篷领子竖着,以此来挡风。哈利快步向他们走去,一边撕开纸卷,看到了小天狼星的字迹:今天,老时间,老地方。
  “海德薇没事吧?”他一走近,赫敏就焦急地问。
  “你把它弄哪儿去了?”罗恩问。
  “交给了格拉普兰,”哈利说,“我还碰到了麦格——听着——”他转述了麦格教授的话,令他奇怪的是,两人都没显得震惊,而是意味深长地交换了一下眼色。“怎么?”哈利来回地看着罗恩和赫敏。
  “我刚才还对罗恩讲——会不会有人拦截海德薇?它以前从没在飞行中受过伤,是不是?”
  “到底是谁的信?”罗恩把纸条抓了过去。
  “伤风的。”哈利小声说。
  “‘老时间,老地方’?他是不是指公共休息室的壁炉?”
  “显然,”赫敏也在看着纸条,表情有点不安,“但愿没人看过这信——”
  “它还封得好好的,”哈利说,试图安慰她,也是想说服自己,“而且没人看得懂,除非他们知道我们上次在哪儿跟他说的话,是不是?”
  “我没把握,”赫敏担忧地说,把书包甩到肩上,因为铃声又响了,“用魔法重新封上纸卷并不很难——要是再有人监视飞路网——可是我不知道怎么警告他不要来才能不被拦截!”

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08/27 22:20