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第17章 教育令第二十四号(9)_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3343

三人とも考え込みながら、足取りも重く「魔ま法ほう薬やく」の地ち下か牢ろう教きょう室しつへの石段を下りた。しかし、石段を下り切ったとき、ドラコ・マルフォイの声で我に返った。ドラコはスネイプの教室の前に立ち、公こう文ぶん書しょのようなものをひらひらさせて、みんなが一言も聞き漏もらさないように必要以上に大声で話していた。

「ああ、アンブリッジがスリザリンのクィディッチ・チームに、プレイを続けてよいという許可をすぐに出してくれたよ。今朝一番で先生に申請しんせいに行ったんだ。ああ、ほとんど右から左さ。つまり、先生は僕の父上をよく知っているし、父上は魔法省に出入り自由なんだ……グリフィンドールがプレイを続ける許可がもらえるかどうか、見物みものだねえ」

「抑おさえて」ハーマイオニーがハリーとロンに哀願あいがんするように囁ささやいた。二人はマルフォイを睨にらみつけ、拳こぶしを握にぎり締しめ、顔を強張こわばらせていた。「じゃないと、あいつの思うつぼよ」

「つまり」マルフォイが、灰色の眼めを意地悪くギラギラさせながらハリーとロンのほうを見て、また少し声を張り上げた。「魔法省への影えい響きょう力りょくで決まるなら、あいつらはあまり望みがないだろうねえ……父上がおっしゃるには、魔法省は、アーサー・ウィーズリーをクビにする口実を長年探しているし……それに、ポッターだが、父上は、魔法省があいつを聖せいマンゴ病院に送り込むのはもう時間の問題だっておっしゃるんだ……どうやら、魔法で頭がいかれちゃった人の特とく別べつ病びょう棟とうがあるらしいよ」

マルフォイは、顎あごをだらんと下げ、白目を剥むき、醜しゅう悪あくな顔をして見せた。クラッブとゴイルがいつもの豚ぶたのような声で笑い、パンジー・パーキンソンははしゃいでキャーキャー笑った。

何かが肩に衝しょう突とつし、ハリーはよろけた。次の瞬しゅん間かん、それがネビルだとわかった。ハリーの脇わきを駆かけ抜け、マルフォイに向かって突進とっしんして行くところだった。

「ネビル、やめろ」

ハリーは飛び出してネビルのローブの背中をつかんだ。ネビルは拳こぶしを振り回し、もがきにもがいて、必死にマルフォイに殴なぐりかかろうとした。マルフォイは、一いっ瞬しゅん、かなりぎくりとしたようだった。

「手伝ってくれ」ロンに向かって鋭するどく叫さけびながら、ハリーはやっとのことで腕をネビルの首に回し、引きずってネビルをスリザリン生から遠ざけた。クラッブとゴイルが腕を屈伸くっしんさせながら、いつでもかかってこいとばかり、マルフォイの前に進み出た。ロンがネビルの両腕をつかみ、ハリーと二人がかりでようやくグリフィンドールの列まで引き戻した。ネビルの顔は真まっ赤かだった。ハリーに首を押さえつけられて、言うことがさっぱりわからなかったが、切れ切れの言葉を口走っていた。

「おかしく……ない……マンゴ……やっつける……あいつめ……」

地ち下か牢ろうの戸が開き、スネイプが姿を現した。暗い目がずいっとグリフィンドール生を見渡し、ハリーとロンがネビルと揉もみ合っているところで止まった。

「ポッター、ウィーズリー、ロングボトム。喧嘩けんかか」スネイプは冷たい、嘲あざけるような声で言った。「グリフィンドール、十点減点げんてん。ポッター、ロングボトムを放はなせ。さもないと罰則ばっそくだ。全員、中へ」


  他们沉重地走下地下教室的石阶去上魔药课,三人都在沉思,可是下到底层时,他们被德拉科·马尔福的声音唤醒了。他正站在斯内普教室门外,挥舞着一张公文样的羊皮纸,提高了嗓门在嚷嚷,他们听得清清楚楚。
  “没错,乌姆里奇让斯莱特林魁地奇球队继续活动,我今天一早去问她的。嘿,这事办起来简直跟自动的一样。跟你说吧,她和我爸爸很熟,我爸经常出入魔法部——格兰芬多能不能继续活动就有的瞧了,是不是?”
  “别发火,”赫敏恳求地对哈利和罗恩说,他们俩都瞪着马尔福,脸色铁青,握着拳头,“他就想激你们——”
  “我是说,”马尔福又提高了一些嗓门,灰眼睛恶意地朝哈利和罗恩这边闪着,“要论对魔法部的影响,我觉得他们没什么机会——据我爸说,部里这些年一直在找理由撤掉亚瑟·韦斯莱——至于波特嘛——我爸说部里把他送到圣芒戈去只是迟早的事——他们显然有个特殊病房,专收脑子被魔法搞坏的人——”
  马尔福扮出一副怪相,嘴拉得老长,眼珠转来转去。克拉布和高尔像往常一样咯咯傻笑,潘西·帕金森兴奋地尖叫。
  什么东西猛地撞到哈利肩上,把他撞到了一边。一刹那间,他意识到纳威从他身边冲了过去,直奔马尔福。
  “纳威,不要!”
  哈利一个箭步抓住纳威袍子的后摆,纳威疯狂地挣扎,挥着拳头,拼命想去揍马尔福。马尔福一时显得惊骇万分。
  “帮帮我!”哈利对罗恩喊道,他一只胳膊搂住纳威的脖子,要把他往后拖离斯莱特林那帮人。克拉布和高尔现在也捋起了胳膊,护在马尔福身前,准备打架。罗恩急忙上前抓住纳威的手臂,和哈利一起把他拖回格兰芬多这边。纳威脸涨得通红,哈利加在他脖子上的力量使得他话语不清,但他嘴里还是蹦出了一些字眼。
  “不是——开玩笑——不要——芒戈——教训——他——”地下教室的门开了,斯内普站在那儿,他的黑眼珠扫向格兰芬多这边,看到哈利、罗恩和纳威扭在一起。
  “打架,波特、韦斯莱、隆巴顿?”斯内普用他那冷冰冰的、讥讽的语调说,“格兰芬多扣十分。放开隆巴顿,波特,不然就关禁闭。全部进教室。”

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08/27 22:20