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第17章 教育令第二十四号(10)_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3348

ハリーはネビルを放した。ネビルは息を弾はずませ、ハリーを睨にらんだ。

「止めないわけにはいかなかったんだ」ハリーがカバンを拾ひろい上げながら言った。「クラッブとゴイルが、君を八やつ裂ざきにしてただろう」

ネビルは何にも言わなかった。パッとカバンをつかみ、肩を怒らせて地下牢教室に入っていった。

「驚おどろき、桃ももの木」ネビルの後ろを歩きながら、ロンが呆あきれたように言った。「いったい、あれは、なんだったんだ」

ハリーは答えなかった。魔法で頭をやられて聖せいマンゴ病院にいる患者かんじゃの話が、なぜネビルをそんなに苦しめるのか、ハリーにはよくわかっていた。しかし、ネビルの秘ひ密みつは誰にも漏もらさないとダンブルドアに約束した。ネビルでさえ、ハリーが知っていることを知らない。

ハリー、ロン、ハーマイオニーはいつものように後ろの席に座り、羊よう皮ひ紙し、羽は根ねペン、「薬草やくそうときのこ千種せんしゅ」を取り出した。周りの生徒たちが、いましがたのネビルの行動をヒソヒソ話していた。しかし、スネイプが、バターンという音を響ひびかせて地ち下か牢ろうの戸を閉めると、たちまちクラスが静かになった。

「気づいたであろうが」スネイプが低い、嘲あざけるような声で言った。「今日は客きゃく人じんが見えている」

スネイプが地下牢の薄暗うすぐらい片隅かたすみを身み振ぶりで示した。ハリーが見ると、アンブリッジ先生が膝ひざにクリップボードを載のせて、そこに座っていた。ハリーはロンとハーマイオニーを横目で見て、眉まゆをちょっと上げて見せた。スネイプとアンブリッジ――ハリーの一番嫌いな先生が二人。どっちに勝ってほしいのか、判断が難しい。

「本日は『強きょう化か薬やく』を続ける。前回の授業で諸君しょくんが作った混こん合ごう液えきはそのままになっているが、正しく調ちょう合ごうされていれば、この週末に熟じゅく成せいしているはずである。――説明は――」スネイプが例によって杖つえを振ふった。「――黒板にある。取りかかれ」

最初の三十分、アンブリッジは片隅でメモを取っていた。ハリーはスネイプに何と質問するのかに気を取られるあまり、またしても魔法薬のほうが疎おろそかになった。

「ハリー、サラマンダーの血けつ液えきよ」ハーマイオニーがハリーの手首をつかんで、間違った材料を入れそうになるのを防ふせいだ。もう三度目だった。「ざくろ液じゃないでしょ」

「なるほど」ハリーは上うわの空で答え、瓶びんを下に置いて、隅のほうを観察かんさつし続けた。アンブリッジが立ち上がったところだった。「おっ」ハリーが小さく声を上げた。アンブリッジが二列に並んだ机の間を、スネイプに向かってずんずん歩いて行く。スネイプはディーン・トーマスの大おお鍋なべを覗のぞき込こんでいた。


  哈利放开手,纳威站在那儿喘气,对他怒目而视。
  “我必须拦着你,”哈利气喘吁吁地说,一边拾起书包,“克拉布和高尔会把你撕碎的。”
  纳威没说话,抓起他自己的书包,大步走进地下教室。
  “看在老天的分儿上,”他们跟在纳威后面,罗恩迟钝地说,“这是怎么回事?”
  哈利没有回答,他了解为什么纳威最听不得脑子被魔法搞坏而进圣芒戈的话,但他对邓布利多发过誓不把纳威的秘密告诉任何人。就连纳威也不知道哈利是知情人。
  哈利、罗恩和赫敏在教室后排的老位子上坐下来,抽出羊皮纸、羽毛笔和《千种神奇草药及蕈(xùn)类》课本。周围的同学都在交头接耳地议论纳威刚才的行为,但当斯内普关上地下教室的门、发出重重的回响时,全班顿时肃静下来。
  “大家会发现,”斯内普用他那低沉的、讥讽的语调说,“我们今天有一位客人。”
  他朝昏暗的角落一指,哈利看到乌姆里奇教授坐在那儿,腿上放着写字板。他瞟瞟罗恩和赫敏,扬了扬眉毛。斯内普和乌姆里奇,他最讨厌的两个老师——难以决定他希望谁占上风。
  “今天继续配增强剂,你们会看到自己上节课留下的混合液,如果配得对,过了个周末应该成了。操作方法——”他又挥起魔杖,“——在黑板上。开始。”乌姆里奇教授前半小时都在角落里记笔记。哈利一心想听她向斯内普提问,以至于配药时又粗心大意了。
  “火蜥蜴血,哈利!”赫敏叫道,抓着他的手腕,不让他第三次加错成分.“不是石榴汁!”
  “好的。”哈利心不在焉地说,放下瓶子,继续注视着角落里,乌姆里奇刚刚站起来。“哈。”他轻声说。只见乌姆里奇从两排桌子间走向斯内普,此时斯内普正在俯身查看迪安·托马斯的坩埚。

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08/27 22:20