「君とアンブリッジは共通点があるよ」次の「闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」でハーマイオニーに会ったとき、ハリーがこっそり言った。「アンブリッジも、トレローニーがインチキ婆ばあさんだと考えてるのは間違いない。……どうやらトレローニーは停職になるらしい」
ハリーがそう言っているうちに、アンブリッジが教室に入ってきた。髪かみに黒いビロードのリボンを蝶ちょう結むすびにして、ひどく満足そうな表情だ。
「みなさん、こんにちは」
「こんにちは、アンブリッジ先生」みんなが気のない挨あい拶さつを唱となえた。
「杖つえをしまってください」
しかし、今日は慌あわててガタガタする気配もなかった。わざわざ杖を出している生徒は誰もいなかった。
「『防ぼう衛えい術じゅつの理論りろん』の三十四ページを開いて、第三章『魔法攻撃こうげきに対する非ひ攻撃的対応たいおうのすすめ』を読んでください。それで――」
「――おしゃべりはしないこと」ハリー、ロン、ハーマイオニーが声をひそめて同時に口まねした。
“你和乌姆里奇有一点相同,”他们在黑魔法防御术课上会合时,哈利悄悄对赫敏说,“她显然也认为特里劳妮是个老骗子——好像让她留用察看了。”
说话间乌姆里奇走进教室,戴着她的黑天鹅绒蝴蝶结,踌躇满志。
“下午好,同学们。”
“下午好,乌姆里奇教授。”大家拖腔拖调地说。
“请收起魔杖——”
但这次没有一片慌乱,因为根本没人把魔杖拿出来。
“请翻到《魔法防御理论》第三十四页,读第三章‘对魔法袭击采取非进攻性反应的理由’,看书时——”
“——请不要讲话。”哈利、罗恩和赫敏在嗓子眼里说。