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第31章 ふ・く・ろ・う O.W.L.s(7)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3336

その夜の夕食は意気が上がらなかった。ハリーとロンはあまり話さなかったが、一日中勉強したあとなので、もりもり食べた。ところがハーマイオニーは、しょっちゅうナイフとフォークを置き、テーブルの下に潜もぐり込んではカバンから本をつかみ出し、事実や数字を確かめていた。ちゃんと食べないと夜眠れなくなるよとロンが忠ちゅう告こくしたそのとき、ハーマイオニーの指の力が抜け、皿に滑すべり落ちたフォークがガチャッと大きな音を立てた。

「ああ、どうしよう」玄げん関かんホールのほうをじっと見ながら、ハーマイオニーが微かすかな声で言った。「あの人たちかしら 試し験けん官かんかしら」

ハリーとロンは腰掛こしかけたままくるりと振り向いた。大広間につながる扉とびらを通して、アンブリッジと、そのそばに立っている古こ色しょく蒼そう然ぜんたる魔法使いたちの小集団が見えた。ハリーにとってはうれしいことに、アンブリッジがかなり神しん経けい質しつになっているようだった。

「近くに行ってもっとよく見ようか」ロンが言った。

ハリーとハーマイオニーが頷うなずき、三人は玄関ホールに続く両開きの扉のほうへと急いだ。敷居しきいを越えたあとはゆっくり歩き、落ち着きはらって試験官のそばを通り過ぎた。ハリーは、腰の曲がった小柄こがらな魔女がマーチバンクス教きょう授じゅではないかと思った。顔は皺しわくちゃで、蜘く蛛もの巣をかぶっているように見える。アンブリッジが恭うやうやしく話しかけていた。マーチバンクス教授は少し耳が遠いらしく、アンブリッジ先生とは数十センチしか離はなれていないのに、大声で答えていた。

「旅は順調でした。順調でしたよ。もう何度も来ているのですからね」マーチバンクス教授は苛立いらだったように言った。「ところでこのごろダンブルドアからの便たよりがない」箒ほうき置おき場ばからでもダンブルドアがひょっこり現れるのを期待しているかのように、教授は目を凝こらしてあたりを見回した。「どこにおるのか、皆目かいもくわからないのでしょうね」

「わかりません」アンブリッジはハリー、ロン、ハーマイオニーをじろりと睨にらみながら言った。こんどはロンが靴くつひもを結び直すふりをしながら、三人は階段下でぐずぐずしていた。

「でも、魔法省がまもなく突き止めると思いますわ」

「さて、どうかね」小柄なマーチバンクス教授が大声で言った。「ダンブルドアが見つかりたくないのなら、まず無理だね わたしにはわかりますよ……このわたしが、いもりの『変へん身しん術じゅつ』と『呪じゅ文もん学がく』の試験官だったのだから……あれほどまでの杖使つえづかいは、それまで見たことがなかった」

「ええ……まあ……」アンブリッジが言った。三人は一歩一歩足を持ち上げ、できるだけのろのろと大だい理り石せきの階段を上って行くところだった。「教きょう職しょく員いん室にご案内いたしましょう。長旅でしたから、お茶などいかがかと」


    那天的晚餐很安静。哈利和罗恩没有多说什么,他们一整天都在努力学习,所以吃得很起劲。而赫敏却时常放下刀又,把头埋到桌子下,从书包里掏出一本书查对一些事实或数字。罗恩告诉她应该好好吃顿饭,不然今天晚上会睡不着的,这时她手一软,叉子当啷一声滑落到盘子上。
    “哦,天哪。”她盯着门厅胆怯地小声说,“是他们吗?主考官?”
    哈利和罗恩在长凳上猛地扭过身。他们朝礼堂门口望去,只见乌姆里奇正和一小群看起来年纪很老的巫师站在一起。哈利高兴地看到,乌姆里奇的表情相当紧张。
    “我们要不要走近些看看?”罗恩问。
    哈利和赫敏点点头,他们急忙走向通往门厅的两扇大门,在跨过门槛时放慢了脚步,轻轻地从主考官旁边走过。哈利认为那位个子很小的驼背女巫一定是玛奇班教授,她满脸都是皱纹,就像挂上了蜘蛛网;乌姆里奇正恭恭敬敬地跟她交谈。玛奇班教授好像有点儿耳背;因为她离乌姆里奇只有一英尺,可答话时的嗓门却特别大。
    “旅途很顺利,旅途很顺利,我们提前了不少时间到达!”她不耐烦地说,“对了,我近来没听说邓布利多有什么消息!”她加了一句,仔细地张望着门厅四周,仿佛在希望邓布利多会猛地从某个装扫帚的橱柜里出现似的。”我猜,还不知道他的下落吧?“
    “一点儿也不清楚,”乌姆里奇说着,恶狠狠地瞪了哈利、罗恩和赫敏一眼,他们在楼梯口磨蹭着,罗恩在假装系鞋带,“但是我认为魔法部也许很快就能抓到他。”
    “我很怀疑这一点,”矮小的玛奇班教授大声说,“要是邓布利多不想被别人发现,那就不可能抓到他!我还记得……他参加N.E.w.Ts考试时,是我本人考他的变形学和魔咒学……他用魔杖做出了我以前从来没见过的事情。”
    “是啊……那么……”乌姆里奇教授说,这时哈利、罗恩和赫敏正磨磨蹭蹭地走上大理石楼梯,尽量壮起胆子放慢脚步,“我来送你们去教师休息室吧。你们在旅行后也许想要喝杯茶?”

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