三人が足取りも重くグリフィンドールの談だん話わ室しつに戻ると、そこは満員だった。校庭での騒ぎで何人かの生徒が目を覚まし、その何人かが急いで友達を起こしたのだ。三人より先に帰っていたシェーマスとディーンが、天てん文もん学がく塔とうのてっぺんで見聞きしたことを、みんなに話して聞かせていた。
「だけど、どうしていまハグリッドをクビにするの」アンジェリーナ・ジョンソンが腑ふに落ちないと首を振った。「トレローニーの場合とは違う。今年はいつもよりずっとよい授業をしていたのに」
「アンブリッジは半人間を憎にくんでるわ」肘ひじ掛かけ椅い子すに崩くずれるように腰を下ろしながら、ハーマイオニーが苦々にがにがしげに言った。「前からずっとハグリッドを追い出そうと狙ねらっていたのよ」
「それに、ハグリッドが自分の部屋にニフラーを入れたって思ったのよ」
ケイティ・ベルが言った。
「ゲッ、やばい」リー・ジョーダンが口を覆おおった。「ニフラーをあいつの部屋に入れたのは僕だよ。フレッドとジョージが二、三匹僕に残していったんだ。浮ふ遊ゆう術じゅつで窓から入れたのさ」
「アンブリッジはどっちみちハグリッドをクビにしたさ」ディーンが言った。「ハグリッドはダンブルドアに近すぎたもの」
「そのとおりだ」ハリーもハーマイオニーの隣となりの肘ひじ掛かけ椅い子すに埋もれた。
「マクゴナガル先生が大だい丈じょう夫ぶだといいんだけど」ラベンダーが涙声で言った。
「みんなが城に運び込んだよ。僕たち、寮りょうの窓から見てたんだ」コリン・クリービーが言った。「あんまりよくないみたいだった」
「マダム・ポンフリーが治なおすわ」アリシア・スピネットがきっぱりと言った。「いままで治せなかったことがないもの」
談話室が空からになったのはもう明け方の四時近くだった。ハリーは目が冴さえていた。ハグリッドが暗くら闇やみに疾走しっそうして行く姿が、脳のう裏りを離はなれなかった。アンブリッジに腹が立って、どんな罰ばつを与えても十分ではないような気がした。ただし、腹ぺこの「尻しっ尾ぽ爆ばく発はつスクリュート」の檻おりに餌えさとして放ほうり込めというロンの意見は、一考いっこうする価値があると思った。
ハリーは、身の毛のよだつような復ふく讐しゅうはないかと考えながら眠りについたが、三時間後に起きたときは、まったく寝たような気がしなかった。
“乌姆里奇讨厌半人类,”赫敏痛苦地说,猛地倒在扶手椅上,“她一直想赶走海格。”
“她还认为是海格把嗅嗅放进了她的办公室里。”凯蒂贝尔尖声说。
“哦,哎呀,”李·乔丹捂住嘴巴说,“是我把嗅嗅放进她办公室的。弗雷德和乔治给我留下了两只,我把它们升到空中让它们从她的窗户里进去的。”