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第37章 失われた予言 The Lost Prophecy(12)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3336

ダンブルドアは目を閉じ、両手の長い指の中に顔を埋うずめた。ハリーはダンブルドアを眺ながめた。しかし、疲れなのか悲しみなのか、それとも何なのか、ダンブルドアらしくないこの仕種しぐさを見ても、ハリーの心は和やわらがなかった。それどころか、ダンブルドアが弱みを見せたことでますます怒りを感じた。ハリーが激怒げきどし、ダンブルドアに怒ど鳴なりちらしたいときに、弱みを見せる権利なんてない。

ダンブルドアは手を下ろし、半月はんげつメガネの奥からハリーをじっと見た。

「その時が来たようじゃ」ダンブルドアが言った。「五年前に話すべきだったことをきみに話す時が。ハリー、お掛かけ。すべてを話して聞かせよう。少しだけ忍耐にんたいしておくれ。わしが話し終ったときに――わしに対して怒りをぶつけようが――どうにでもきみの好きなようにするがよい。わしは止めはせぬ」

ハリーはしばらくダンブルドアを睨にらみつけ、それから、ダンブルドアと向かい合う椅子に身を投げ出すように座り、待った。

ダンブルドアは陽ひに照らされた校庭を、窓越まどごしにしばらくじっと見ていたが、やがてハリーに視線しせんを戻し、語りはじめた。「五年前、わしが計画し意図したように、ハリー、きみは無事で健やかに、ホグワーツにやって来た。まあ――完全に健やかとは言えまい。きみは苦しみに耐たえてきた。おじさん、おばさんの家の戸口にきみを置き去りにしたとき、そうなるであろうことは、わかっておった。きみに、暗く辛つらい十年の歳月さいげつを負わせていることを、わしは知っておった」

ダンブルドアが言葉を切った。ハリーは何も言わなかった。

「きみは疑問に思うじゃろう――当然じゃ――なぜそうしなければならなかったのかと。誰か魔法使いの家族がきみを引き取ることはできなかったのかと。喜んでそうする家族はたくさんあったろう。きみを息子として育てることを名誉めいよに思い、大喜びしたであろう」

「わしの答えは、きみを生き延のびさせることが、わしにとって最大の優ゆう先せん課か題だいだったということじゃ。きみがどんなに危険な状じょう態たいにあるかを認識にんしきしておったのは、わしだけだったじゃろう。ヴォルデモートはそれより数時間前に敗北していたが、その支持者たちは――その多くが、ヴォルデモートに引けを取らぬほど残忍ざんにんな連中なのじゃが――まだ捕つかまっておらず、怒り、自じ暴ぼう自じ棄きで暴力的じゃった。さらにわしは、何年か先のことも見越して決断を下さねばならなかった。ヴォルデモートが永久に去ったと考えるべきか 否いな。十年先、二十年先、いや五十年先かどうかはわからぬが、わしは、必ずやあやつが戻ってくるという確信かくしんがあった。それに、あやつを知るわしとしては、あやつがきみを殺すまで手を緩ゆるめないじゃろうと確信していた」


    邓布利多闭上了眼睛,把脸埋在手指修长的双手里。哈利注视着他。这是一种反常的表现,但无论是出于精疲力竭,还是痛苦难过,抑或是出于其他任何情绪,都没有使哈利的火气和缓下来。相反,邓布利多流露出来的软弱表现,更加让他感到愤怒。当哈利想要对他发火、冲他怒吼的时候,他没有理由表现得不坚强。
    邓布利多放下双手,从他那半月形的眼镜里审视着哈利。
    “是时候了,”他说,“是我应该告诉你早在五年前就应该跟你说的事情了。请坐下,我会告诉你所有的事情。我只要求你有一点点耐心。然后你可以对我发火—— 可以做你想做的任何事情—— 在我说完之后,我不会阻止你。”
    哈利目不转睛地盯了一会儿邓布利多,接着快速回到邓布利多对面的椅子上坐下来,等着他开口。
    邓布利多凝望着窗外洒满阳光的地面,过了一会儿目光又回到哈利身上。他说:“哈利,五年前,正如我计划和希望的那样,你安然无恙地来到霍格沃茨。哦—— 并不是完全安然无恙,你受苦了。当我把你留在你姨父、姨妈家门口的时候,我就知道你会受苦。我知道这样做会注定你要经历黑暗而艰辛的十年。”
    他停顿了一下,哈利没有说话。
    “你也许要问—— 而且有很好的理由来问—— 为什么事情会是这样的。为什么一些巫师家庭不能收留你?许多家庭不仅仅乐意这样做,而且把你当作自己的儿子来抚养,他们会感到荣幸和快乐。
    “我的回答是,我首要考虑的是让你生存下来。我知道你可能会比其他任何人的处境都危险。伏地魔几个小时前被打败了,但是他的那些支持者还在逍遥法外,他们都是愤怒而残暴的亡命之徒,并且他们中的很多人都像伏地魔一样可怕。我需要提前几年对以后的若干年做出决定。难道我会真的相信伏地魔永远消失了吗?不。我不相信。我虽然不知道他会什么时候回来,十年,二十年,或者是五十年之后,但是我确信他一定会回来的,而且就我对他的了解,我也确信他在去掉你之前是绝不会坐以待毙的。

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