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第24章 セクタムセンプラ Sectumsempra(12)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3339

「あのプリンスという人物はどこか怪しいって、言ったはずよ」

ハーマイオニーは、どうしてもそう言わずにはいられない様子だった。

「私の言うとおりだったでしょ?」

「いいや、そうは思わない」ハリーは頑固がんこに言い張った。

ハーマイオニーに説せっ教きょうされなくとも、ハリーはもう十分に辛つらい思いを味わっていた。土曜日の試合でプレイできない、と告げたときのグリフィンドール・チームの表情が、最悪の罰ばつだった。いまこそジニーが自分を見つめているのを感じたのに、目を合わせられなかった。ジニーの目に失望と怒りを見たくなかった。ハリーはたったいま、土曜日にはジニーがシーカーになり、ジニーの代わりにディーンがチェイサーを務つとめるようにと言ったばかりだった。試合に勝てば、もしかして試合後の陶とう酔すい感かんで、ジニーとディーンが縒よりを戻もどすかもしれない……その思いが、氷のナイフのようにハリーを刺さした。

「ハリー」ハーマイオニーが言い返した。

「どうしてまだあの本の肩を持つの? あんな呪じゅ文もんが――」

「あの本のことを、くだくだ言うのはやめてくれ!」ハリーが噛かみついた。

「プリンスはあれを書き写しただけなんだ! 誰だれかに使えって勧すすめていたのとは違う! そりゃ、断言はできないけど、プリンスは、自分に対して使われたやつを書き留とめていただけかもしれないんだ!」

「信じられない」ハーマイオニーが言った。

「あなたが事実上弁護べんごしてることって――」

「自分のしたことを弁護しちゃいない!」ハリーは急いで言った。

「しなければよかったと思ってる。何も十数回分の罰則ばっそくを食らったからって、それだけで言ってるわけじゃない。たとえマルフォイにだって、僕はあんな呪じゅ文もんは使わなかっただろう。だけどプリンスを責せめることはできない。『これを使え、すごくいいから』なんて書いてなかったんだから――プリンスは自分のために書き留めておいただけなんだ。誰かのためにじゃない……」

「ということは」ハーマイオニーが言った。

「戻もどるつもり――?」

「そして本を取り戻す? ああ、そのつもりだ」ハリーは力んだ。

「いいかい、プリンスなしでは、僕はフェリックス・フェリシスを勝ち取れなかっただろう。ロンが毒を飲んだとき、どうやって助けるかもわからなかったはずだ。それに、絶対――」

「――魔法薬に優すぐれているという、身に余あまる評ひょう判ばんも取れなかった」

ハーマイオニーが意地悪く言った。

「ハーマイオニー、やめなさいよ!」ジニーが言った。

ハリーは驚きと感謝かんしゃのあまり、つい目を上げた。

「話を聞いたら、マルフォイが『許ゆるされざる呪文』を使おうとしていたみたいじゃない。ハリーが、いい切り札を隠かくしていたことを喜ぶべきよ!」


    “我跟你说过那个什么王子有问题,”赫敏说,显然还是忍不住,“我说对了吧?”
 
    “我想不是。”哈利固执地说。
 
    即使赫敏不在这时唠唠叨叨地给他上课,他也已经够受了。听说他星期六不能参加比赛,格兰芬多球员脸上的表情是对哈利最可怕的惩罚。他能感到金妮的目光在盯着他,但他不敢去面对,不想看到失望或愤怒。他刚刚告诉她,星期六由她当找球手,迪安回来顶替她当追球手。如果他们赢了,也许金妮和迪安会在赛后的兴奋中重归于好……这个念头像一把冰刀刺入了哈利的心房。
 
    “哈利,”赫敏说,“你怎么还护着那本书呢,那个魔咒——”
 
    “你能不能别再唠叨那本书了?”哈利没好气地说,“王子只是把它抄在那儿!并没有建议别人使用!说不定,他只是记录了一个别人对他用过的咒语!”
 
    “我不信。你其实是在为你做的事辩护——”
 
    “我不是在为我做的事辩护!”哈利马上说,“我希望没有做,不只是因为要关那么多次禁闭。你知道我不会去用那样的魔咒,哪怕是对马尔福。但你不能怪王子,他又没写‘这个真不错,试试吧’——他只是自己作了个记录,对吧,不是给别人……”
 
    “你是不是要告诉我,”赫敏说,“你还要回去——”
 
    “拿那本书?没错,我会的。”哈利坚决地说,“听我说,没有王子我就不会赢到福灵剂,也不会知道怎么解罗恩的毒,也不会——”
 
    “——得到你不配得‘魔药奇才’的美名。”赫敏尖刻地说。
 
    “行了,赫敏!”金妮说,哈利又是惊讶、又是感激地抬起头来,“听起来马尔福是想用一个不可饶恕咒,你应该庆幸哈利有好的招数对付他!”

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