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第25章 盗聴された予見者 The Seer Overheard(7)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

「それで、そういうことが起こるだろうというのは、見透みとうせなかったというわけですか?」

ハリーはそう聞かずにはいられなかった。

「いいえ。言いましたでございましょう。まっ暗――」

トレローニー先生は急に言葉を切り、何が言いたいのかと疑うようにハリーを睨にらんだ。

「ダンブルドア先生にお話ししたほうがいいと思います」

ハリーが言った。

「ダンブルドア先生は知るべきなんです。マルフォイがお祝いしていたこと――いえ、誰かが先生を『部屋』から放り出したことをです」

驚いたことに、トレローニー先生はハリーの意見を聞くと、気位高く背筋せすじを伸ばした。

「校長先生は、あたくしにあまり来てほしくないと仄ほのめかしましたわ」

トレローニー先生は冷たく言った。

「あたくしがそばにいることの価値を評ひょう価かなさらない方に、無理にご一いっ緒しょ願うようなあたくしではございませんわ。ダンブルドアが、カード占うらないの警告けいこくを無視なさるおつもりなのでしたら――」

先生の骨ばった手が、突然ハリーの手首をつかんだ。

「何度も何度も、どんな並べ方をしても――」

そして先生は、ショールの下から仰ぎょう々ぎょうしくカードを一枚取り出した。

「――稲妻いなずまに撃うたれた塔とう」先生が囁ささやいた。「災難さいなん。大だい惨さん事じ。刻々こっこくと近づいてくる……」

「そうですか」

ハリーはさっきと同じ答え方をした。

「えーと……それでもダンブルドアに、その声のことを話すべきだと思います。それに、まっ暗になって『部屋』から放り出されたことなんかも……」

「そう思いますこと?」

トレローニー先生はしばらく考慮こうりょしているようだったが、ハリーには、先生がちょっとした冒険ぼうけん話を聞かせたがっていることが読み取れた。

「僕は、いま校長先生に会いにいくところです」ハリーが言った。

「校長先生と約束があるんです。一いっ緒しょに行きましょう」

「あら、まあ、それでしたら」

トレローニー先生は、微笑ほほえんだ。それから屈かがみ込んでシェリー酒の瓶びんを拾い集め、近くの壁かべのニッチに置いてあった青と白の大きな花瓶かびんに、無む造ぞう作さに投げ捨てた。


    “你没有看到这事是怎么发生的?”哈利忍不住问道。
 
    “我没有看到,我刚才说了,当时一片漆黑——”她停住话,怀疑地瞪着他。
 
    “我认为你最好告诉邓布利多教授,”哈利说,“应当让他知道马尔福在庆祝——我是说,那个把你从屋里扔出来的人。”
 
    令他惊讶的是,特里劳妮教授听到这个建议后挺直了身体,一副很傲慢的样子。
 
    “校长暗示过希望我最好少去拜访他,”她冷淡地说,“我不会死乞白赖地缠着不尊重我的人。如果邓布利多决定不理会纸牌的警示——”
 
    她那瘦骨嶙峋的手突然一把抓住了哈利的手腕。
 
    “一次又一次,无论我怎么摆——”
 
    她戏剧性地从层层披肩下拿出一张纸牌。
 
    “——闪电击中的塔楼,”她喃喃道,“灾难,不幸,越来越近……”
 
    “没错,”哈利又说,“嗯……我还是认为你应该告诉邓布利多,关于这个声音,后来的漆黑一片,以及你被扔出有求必应屋……”
 
    “你这么认为?”特里劳妮教授似乎考虑了一会儿,但是哈利看得出来,她喜欢再讲述一遍她这段小小的历险。
 
    “我正要去见他,”哈利说,“我和他约好的,我们可以一同去。”
 
    “哦,那好吧。”特里劳妮教授笑着说。她弯下腰,抱起她的雪利酒瓶,随手扔进了旁边壁龛上一个蓝白色大花瓶里。

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