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第25章 盗聴された予見者 The Seer Overheard(11)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

「何があったのじゃ?」

「何にもありません」ハリーは即座そくざに嘘うそをついた。

「なぜ気が動転どうてんしておるのじゃ?」

「動転していません」

「ハリー、きみはよい閉へい心しん術じゅつ者しゃとは――」

その言葉が、ハリーの怒りに点火した。

「スネイプ!」

ハリーは大声を出した。フォークスが二人の背後で、小さくギャッと鳴いた。

「何かありましたとも! スネイプです! あいつが、ヴォルデモートに予言を教えたんだ。あいつだったんだ。扉とびらの外で聞いていたのは、あいつだった。トレローニーが教えてくれた!」

ダンブルドアは表情を変えなかった。しかし、沈む太陽に赤く映はえるその顔の下で、ダンブルドアがすっと血の気を失ったと、ハリーは思った。しばらくの間、ダンブルドアは無言だった。

「いつ、それを知ったのじゃ?」しばらくして、ダンブルドアが聞いた。

「たったいまです!」

ハリーが言った。叫さけびたいのを抑おさえるのがやっとだった。しかし、突然、もう我慢がまんできなくなった。

「それなのに、先生はあいつにここで教えさせた。そしてあいつは、ヴォルデモートに僕の父と母を追うように言った!」

まるで戦いの最中さなかのように、ハリーは息を荒らげていた。眉根まゆね一つ動かさないダンブルドアに背を向け、ハリーは部屋を往いったり来たりしながら拳こぶしをさすり、あたりの物を殴なぐり倒したい衝しょう動どうを、必死で抑えた。ダンブルドアに向かって怒りをぶっつけ、怒ど鳴なり散らしたかった。しかし同時に、ダンブルドアと一いっ緒しょに分ぶん霊れい箱ばこを破は壊かいしにいきたかった。ダンブルドアに向かって、スネイプを信用するなんて、バカな老人のすることだと言ってやりたかった。しかし、一方で自分が怒りを抑制よくせいしなければ、ダンブルドアが一緒に連れていってくれなくなることも恐れた……。

「ハリー」ダンブルドアが静かに言った。

「わしの言うことをよく聞きなさい」

動き回るのをやめるのも、叫さけびたいのをこらえると同じぐらい難むずかしかった。ハリーは唇くちびるを噛かんで立ち止まり、皺の刻きざまれたダンブルドアの顔を見た。


    “你怎么了?”
 
    “没什么。”哈利赶紧撒谎道。
 
    “什么让你这么不高兴?”
 
    “我没有不高兴。”
 
    “哈利,你大脑封闭术从来就不高——”
 
    这句话像火星一样点燃了哈利的愤怒。
 
    “斯内普!”哈利极其大声地说,他们身后的福克斯轻轻地尖叫了一声,“原来都是斯内普!是他把预言告诉了伏地魔,就是他,他在房间外偷听了,特里劳妮告诉我的!”
 
    邓布利多的表情毫无变化,但哈利似乎觉得,在鲜红的落日衬下,邓布利多的脸色还是变白了。过了好一会儿,邓布利多一句话也没说。
 
    “你是什么时候知道这些的?”他最终问道。
 
    “刚刚知道!”哈利说,他竭力控制着自己不要吼出来。然后,他突然不能自己。“你还让他在这里教书,是他告诉伏地魔去追杀我的父母的!”
 
    哈利喘着粗气,像是在搏斗一样,他转过身背向仍然一动不动的邓布利多,在书房里来回踱步,搓着手指的关节,尽力克制着要摔东西的冲动。他想冲邓布利多发火和咆哮,同时又想跟他去摧毁魂器;他想说邓布利多是老糊涂了,居然相信斯内普,但又害怕如果自己控制不住愤怒,邓布利多就不会带他一起去……
 
    “哈利,”邓布利多平静地说,“请听我说。”
 
    他想停下脚步,但这竟和控制自己的怒吼一样困难。哈利顿了一下,咬着嘴唇,看着邓布利多满是皱纹的脸。

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