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第26章 洞窟 The Cave(10)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

「でも一つ飛び上がりました」

ハリーは、ダンブルドアと同じように平静へいせいな声で言おうと努力した。

「分ぶん霊れい箱ばこを呼び寄せようとしたとき、湖から死体が飛び上がりました」

「そうじゃ」ダンブルドアが言った。

「我々が分霊箱を手に入れたときには、死体は静かではなくなるじゃろう。しかし、冷たく暗いところに棲すむ生き物の多くがそうなのじゃが、死体は光と暖かさを恐れる。じゃから、必要となれば、我々はそうしたものを味方にするのじゃ。ハリー、火じゃよ」

ハリーが戸惑とまどった顔をしていたので、ダンブルドアは、最後の言葉を微笑ほほえみながら言った。

「あ……はい……」

慌あわてて返事し、ハリーは、小舟が否応いやおうなく近づいていく先に目を向けた。緑がかった輝かがやきが見える。怖こわくないふりは、もうできなかった。広大な黒い湖は死体で溢あふれている……トレローニー先生に出会ったのも、ロンとハーマイオニーにフェリックス・フェリシスを渡したのも、何時間も前だったような気がする……突然、二人に、もっときちんと別れを告げればよかったと思った……それに、ジニーには会いもしなかった……。

「もうすぐじゃ」ダンブルドアが楽しげに言った。

たしかに、緑がかった光は、いよいよ大きくなったように見えた。そして数分後、小舟は何かに軽くぶつかって止まった。はじめはよく見えなかったが、ハリーが杖つえ灯あかりを掲かかげて見ると、湖の中央にある、滑なめらかな岩でできた小島に着いていた。

「水に触ふれぬよう、気をつけるのじゃ」

ハリーが小舟から降りるとき、ダンブルドアが再び注意した。

小島はせいぜいダンブルドアの校長室ほどの大きさで、平らな黒い石の上に立っているのは、あの緑がかった光の源みなもとだけだった。近くで見るとずっと明るく見えた。ハリーは目を細めて光を見た。最初はランプのような物かと思ったが、よく見ると、光はむしろ「憂うれいの篩ふるい」のような石の水すい盆ぼんから発していた。水盆は台座だいざの上に置かれている。

ダンブルドアが台座に近づき、ハリーもあとに続いた。二人は並んで中を覗のぞき込んだ。水盆は、燐光りんこうを発するエメラルド色の液体で満たされていた。

「何でしょう?」ハリーが小声で聞いた。

「よくわからぬ」ダンブルドアが言った。

「ただし、血や死体よりも、もっと懸念けねんすべき物じゃ」

ダンブルドアはけがしたほうの手のローブの袖そでをたくし上げ、液体の表面に焼け焦こげた指先を伸ばした。


    “可是刚才就有一具跳了出来。”他说,努力想使声音像邓布利多的那样平静自然,“我试着用飞来咒召集魂器时,一具死尸蹿出了湖面。”
 
    “是啊,”邓布利多说,“我相信当我们去拿魂器时,就会发现它们不那么安静了。不过,就像居住在寒冷和黑暗中的许多生物一样,它们害怕光明和温暖,到时候如果需要的话,我们可以求助于它们——火,哈利。”邓布利多看到哈利脸上困惑的表情,又微笑着补充道。
 
    “噢……是啊……”哈利急忙说。他转过脸去望着那道绿光,小船仍然不可阻挡地朝那里驶去。现在,他再也无法假装自己不害怕了。一望无际的黑湖,里面漂浮着死尸……他觉得他碰见特里劳妮教授,把福灵剂交给罗恩和赫敏,已经是很久很久以前的事了……他突然希望自己当时好好地跟他们告一个别……而且,他甚至没有看见金妮……
 
    “快要到了。”邓布利多欢快地说。
 
    果然,绿光似乎终于变得更大更亮了,几分钟后,小船轻轻地撞在一个什么东西上,停住了。哈利起先没有看清,等他举起点亮的魔杖,便看见他们来到了湖中央一座光滑的岩石小岛上。
 
    “小心别碰到湖水。”哈利从船上下来时,邓布利多再次警告道。
 
    小岛跟邓布利多的办公室差不多大:一大块平坦的黑色石板,上面空荡荡的,只有发出那道绿光的光源。现在离近了看,绿光显得明亮多了。哈利眯起眼睛看着它,起初他以为是一盏什么灯,接着他看到绿光是从一个类似冥想盆的石盆里发出来的,石盆下面有个底座。
 
    邓布利多走近石盆,哈利也跟了过去。他们并排站在那里,望着石盆里面。满满一盆翠绿色的液体,发出闪闪的磷光。
 
    “这是什么?”哈利轻声问。
 
    “我不能肯定,”邓布利多说,“不过,是比鲜血和死尸更令人担心的东西。”
 
    邓布利多把遮住那只黑手的长袍袖子朝上抖了抖,枯焦的手指尖伸向了表面。

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