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第26章 洞窟 The Cave(11)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

「先生、やめて! 触さわらないで――!」

「触ふれることはできぬ」

ダンブルドアは微笑ほほえんだ。

「ご覧らん。これ以上は近づくことができぬ。やってみるがよい」

ハリーは目を見張り、水すい盆ぼんに手を入れて液体に触れようとしたが、液面から二、三センチのところで見えない障しょう壁へきに阻はばまれた。どんなに強く押しても、指に触れるのは硬かたくてびくともしない空気のようなものだけだった。

「ハリー、離れていなさい」ダンブルドアが言った。

ダンブルドアは杖つえをかざし、液体の上で複雑ふくざつに動かしながら、無言で呪じゅ文もんを唱となえた。何事も起こらない。ただ、液体が少し明るく光ったような気がしただけだった。ダンブルドアが術をかけている間、ハリーは黙だまっていたが、しばらくしてダンブルドアが杖を引いたとき、もう話しかけても大丈夫だと思った。

「先生、分ぶん霊れい箱ばこはここにあるのでしょうか?」

「ああ、ある」

ダンブルドアは、さらに目を凝こらして水盆を覗のぞいた。ハリーには、緑色の液体の表面に、ダンブルドアの顔が逆さまに映うつるのが見えた。

「しかし、どうやって手に入れるか? この液体は手では突き通せぬ。『消しょう失しつ呪文』も効きかぬし、分けることも、すくうことも、吸い上げることもできぬ。さらに、『変へん身しん呪文』やその他の呪文でも、いっさいこの液体の正体を変えることができぬ」

ダンブルドアは、ほとんど無意識に再び杖を上げて空中でひとひねりし、どこからともなく現れたクリスタルのゴブレットをつかんだ。

「結論は唯ただ一つ、この液体は飲み干すようになっておる」

「ええっ?」ハリーが口走った。「だめです!」

「さよう、そのようじゃ。飲み干すことによってのみ、水盆の底にある物を見ることができるのじゃ」

「でも、もし――もし劇薬げきやくだったら?」

「いや、そのような効果を持つ物ではなかろう」

ダンブルドアは気軽に言った。

「ヴォルデモート卿きょうは、この島にたどり着くほどの者を、殺したくはないじゃろう」

ハリーは信じられない思いだった。またしても、誰だれに対しても善ぜん良りょうさを認めようとする、ダンブルドアの異常な信念しんねんなのだろうか?


    “先生,不,别碰它——!”
 
    “我碰不到它。”邓布利多淡淡地笑了笑,“看见了吗?我的手没办法再往前伸了。你试试看。”
 
    哈利瞪着眼睛把手伸向石盆,想去触摸那些液体。可他遇到了一股无形的阻力,他的手无法接近液体。不管他的手怎么使劲往下伸,手指碰到的似乎都是坚硬无比、牢不可摧的空气。
 
    “哈利,请你让开。”邓布利多说。
 
    他举起魔杖,在液体表面做出一些复杂的动作,嘴里无声地念叨着什么。什么动静也没有,只是液体发出的光似乎更明亮了一些。哈利默默地看着邓布利多作法,直到邓布利多收回魔杖,他才觉得又可以说话了。
 
    “你认为魂器就藏在这里面吗,先生?”
 
    “哦,是的。”邓布利多更专注地凝视着石盆。哈利看见他的脸倒映在平滑的绿色液面上。“可是怎么才能拿到它呢?这种液体,手抻不进去,不能使它分开、把它舀干或者抽光,也不能用消失咒使它消失,用魔法使它变形,或用其他方式改变它的性质。”
 
    邓布利多似乎是心不在焉地又举起魔杖,在空中旋转了一下,变出一只高脚水晶酒杯抓在手里。
 
    “我只能得到这样的结论:这种液体需要喝掉。”
 
    “什么?”哈利说,“不行!”
 
    “我认为是这样:只有把它喝掉,我才能让石盆变空,看清底下藏着什么。”
 
    “可是如果——如果它把你毒死了呢?”
 
    “哦,我相信它不会有那样的作用。”邓布利多轻松地说,“伏地魔不会愿意毒死来到这座小岛上的人。”
 
    哈利无法相信。难道邓布利多又是那样荒唐地一味把人往好处想吗?

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