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第29章 不死鳥の嘆き The Phoenix Lament(2)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

病びょう棟とうに着いて扉とびらを押し開くと、ネビルが扉近くのベッドに横になっているのが目に入った。眠っているのだろう。ロン、ハーマイオニー、ルーナ、トンクス、ルーピンが、病棟のいちばん奥にあるもう一つのベッドを囲んでいた。扉が開く音で、みんないっせいに顔を上げた。ハーマイオニーが駆かけ寄って、ハリーを抱きしめた。ルーピンも心配そうな顔で近寄ってきた。

「ハリー、大丈夫か?」

「僕は大丈夫……ビルはどうですか?」

誰だれも答えなかった。ハーマイオニーの背中越しにベッドを見ると、ビルが寝ているはずの枕まくらの上に、見知らぬ顔があった。ひどく切り裂さかれて不気味な顔だった。マダム・ポンフリーが、きつい臭においのする緑色の軟膏なんこうを傷口に塗ぬりつけていた。マルフォイのセクタムセンプラの傷を、スネイプが杖つえでやすやすと治したことを、ハリーは思い出した。

「呪文か何かで、傷を治せないんですか?」ハリーが校医に聞いた。

「この傷にはどんな呪文も効ききません」マダム・ポンフリーが言った。

「知っている呪文は全部試してみましたが、狼おおかみ人にん間げんの噛かみ傷には治ち療りょう法ほうがありません」

「だけど、満月のときに噛まれたわけじゃない」

ロンが、見つめる念力ねんりきでなんとか治そうとしているかのように、兄の顔をじっと見ながら言った。

「グレイバックは変身してなかった。だから、ビルは絶対にほ――本物の――?」

ロンが戸惑とまどいがちにルーピンを見た。

「ああ、ビルは本物の狼人間にはならないと思うよ」ルーピンが言った。

「しかし、まったく汚染おせんされないということではない。呪のろいのかかった傷なんだ。完全には治らないだろう。そして――そしてビルはこれから、何らかの、狼的な特とく徴ちょうを持つことになるだろう」

「でも、ダンブルドアなら、何かうまいやり方を知ってるかもしれない」ロンが言った。

「ダンブルドアはどこだい? ビルはダンブルドアの命令で、あの狂ったやつらと戦ったんだ。ダンブルドアはビルに借りがある。ビルをこんな状じょう態たいで放ってはおけないはずだ――」

「ロン――ダンブルドアは死んだわ」ジニーが言った。




    他们到了校医院,推开门,哈利看见纳威躺在门口的一张床上,明显是睡着了。罗恩、赫敏、卢娜、唐克斯和卢平围在最里面的一张床边。听到开门声,他们都抬起头。赫敏跑了过来,一把抱住哈利。卢平也满脸忧虑地走了过来。
 
    “你没事吧,哈利?”
 
    “我没事……比尔怎么样?”
 
    没有人回答。哈利越过赫敏的肩膀看到了一张皮开肉绽、奇形怪状、无法辨认的脸,躺在枕头上。庞弗雷夫人正在用一种刺鼻的绿色药膏擦拭他的伤口。哈利想起斯内普轻挥魔杖,马尔福被神锋无影切开的伤口就抚平了。
 
    “你不可以用一个魔咒或什么把他治好吗?”他问庞弗雷夫人。
 
    “没有魔咒可以治疗这些伤口,”庞弗雷夫人说,“我已经试过我知道的所有魔法,没有一种可以治愈狼人咬的伤口。”
 
    “但他不是在满月时被狼人咬的呀?”罗恩说,他低头凝视着他哥哥的脸,好像能用目光使他的伤口愈合似的,“芬里尔。格雷伯克没有变成狼形,所以比尔肯定不会变成一——一个真的——”
 
    他有点不确定地看着卢平。
 
    “对,我想比尔不会变成真正的狼人,”卢平说,“但并不是说一点变化都没有。这些是魔咒的伤口。它们不可能彻底愈合,而且——而且比尔今后可能会有些狼人的特征。”
 
    “邓布利多可能会知道怎么办,”罗恩说,“他在哪儿?比尔是听从他的命令迎战那些疯子的,邓布利多要对他负责,他不能就这样放手不管——”
 
    “罗恩,邓布利多死了。”金妮说。

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11/28 16:31