「よくぞ言った」フリットウィック先生がキーキー言った。
「よくぞ言ってくれた! 生徒たちは敬意けいいを表すべきだ。それがふさわしい。家に帰す列車は、そのあとで手配できる」
「賛成」スプラウト先生が大声で言った。
「わたしも……まあ、そうですな……」
スラグホーンがかなり動揺どうようした声で言った。ハグリッドは、押し殺したすすり泣きのような声で賛成した。
「大臣が来ます」
校庭を見つめながら、突然マクゴナガル先生が言った。
「大臣は……どうやら代表団を引き連れています……」
「先生、もう行ってもいいですか?」ハリーがすぐさま聞いた。
今夜はルーファス・スクリムジョールに会いたくもないし、質問されるのもいやだった。
「よろしい」マクゴナガル先生が言った。「それに、お急ぎなさい」
マクゴナガル先生はつかつかと扉とびらまで歩いていって、ハリーのために扉を開けた。ハリーは急いで螺ら旋せん階かい段だんを下り、人気ひとけのない廊下ろうかに出た。天てん文もん台だいの塔とうの上に、『透とう明めいマント』を置きっぱなしにしていたが、何の問題もなかった。ハリーが通り過ぎるのを見ている人は、誰だれもいない。フィルチも、ミセス・ノリスも、ピーブズさえもいなかった。グリフィンドールの談だん話わ室しつに向かう通路に出るまで、ハリーは誰にも出会わなかった。
“说得好,”弗立维教授尖叫道,“说得很好!我们的学生应该感恩,这很合适。我们可以在这之后再安排他们回家。”
“同意。”斯普劳特教授吼道。
“我想……是的……”斯拉格霍恩声音激动,海格闷闷地发出了一声赞同的抽噎。
“他来了,”麦格教授突然说,眼睛凝视着场地上,“部长……他好像带了个代表团……”
“我可以离开吗,教授?”哈利马上问。
他今晚一点也不想看到鲁弗斯。斯克林杰,或者被他讯问。
“可以,”麦格教授说,“要快点儿。”
她大步走到门前,拉开门等着他。哈利迅速走下螺旋形楼梯,穿过空荡荡的走廊,他的隐形衣丢在了天文塔的顶上,但是没有关系,走廊里没人看到他,连费尔奇、洛丽丝或皮皮鬼都不在。在他拐入通往格兰芬多公共休息室的过道之前,一个人影都没有碰到。