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第30章 白い墓 The White Tomb(6)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

次の日、ハリーは荷造りのため早く起きた。ホグワーツ特急は、葬儀の一時間後に出発することになっていた。一階に下りていくと、大おお広ひろ間まは沈痛ちんつうな雰ふん囲い気きに包まれていた。全員が式服しきふくを着て、誰もが食しょく欲よくを失っているようだった。マクゴナガル先生は、教きょう職しょく員いんテーブルの中央にある王座おうざのような椅い子すを、空席のままにしていた。ハグリッドの椅子も空席だった。たぶん、朝食など見る気もしないのだろうと、ハリーは思った。しかしスネイプの席には、ルーファス・スクリムジョールが無む造ぞう作さに座っていた。その黄ばんだ目が大広間を見渡したとき、ハリーは視線しせんを合わせないようにした。スクリムジョールが自分を探している気がして、落ち着かなかった。スクリムジョールの随ずい行こう者しゃの中に、赤毛で角縁つのぶちメガネのパーシー・ウィーズリーがいるのを、ハリーは見つけた。ロンは、パーシーに気づいた様子を見せなかったが、やたらと憎しみを込めて鰊にしんの燻製くんせいを突き刺さした。

スリザリンのテーブルでは、クラッブとゴイルがひそひそ話をしていた。図体の大きな二人なのに、その間で威い張ばり散らしている背の高い蒼あお白じろい顔のマルフォイがいないと、奇き妙みょうにしょんぼりしているように見えた。ハリーは、マルフォイのことをあまり考えていなかった。もっぱら、スネイプだけを憎悪していた。しかし、塔とうの屋上でマルフォイの声が恐きょう怖ふに震ふるえたことも、ほかの死し喰くい人びとがやってくる前に杖つえを下ろしたことも忘れてはいなかった。ハリーには、マルフォイが、ダンブルドアを殺しただろうとは思えなかった。マルフォイが、闇やみの魔ま術じゅつの虜とりこになったことは嫌悪けんおしていたが、いまではそれだけでなく、ほんのわずかに哀あわれみが混じっていた。マルフォイは、いまどこにいるのだろう。ヴォルデモートは、マルフォイも両親をも殺すと脅おどして、マルフォイに何をさせようとしているのだろう?

考えに耽ふけっていたハリーは、ジニーに脇腹わきばらを小こ突づかれて我に返った。マクゴナガル先生が立ち上がっていた。大広間の悲しみに沈んだざわめきがたちまちやんだ。

「まもなく時間です」

マクゴナガル先生が言った。

「それぞれの寮りょう監かんに従って、校庭に出てください。グリフィンドール生は、私わたくしについておいでなさい」


    第二天,哈利一早起来收拾行李。霍格沃茨特快列车将在葬礼结束一小时后出发。他来到楼下,发现礼堂里的气氛非常压抑。每个人都穿着礼服长袍,而且似乎谁也没有多少食欲。麦格教授让教工餐桌中间那个王位般的座位空着。海格的椅子也没有人坐。哈利猜想他也许没有心情来吃早饭。可是斯内普的座位上却坐着鲁弗斯。斯克林杰,看着十分扎眼。他那双黄眼睛扫视着礼堂,哈利避开了他的目光。哈利很不舒服地感觉到斯克林杰是在找他。在斯克林杰的随行人员中,哈利看见了红头发、戴着角质边眼镜的珀西。韦斯莱。罗恩丝毫没有表现出他知道珀西来了,只是格外狠劲儿地切着他的熏鱼。
 
    在那边斯莱特林的餐桌上,克拉布和高尔凑在一起窃窃私语。虽说两人都是身材粗笨的大小伙子,但是中间少了马尔福那苍白瘦长的身影,少了马尔福对他们发号施令,他们俩显得特别孤单。哈利没有更多地去想马尔福,他的仇恨全集中在斯内普身上。他没有忘记在塔楼顶上马尔福的声音里流露出的恐惧,也没有忘记在另外几个食死徒赶到之前,马尔福的魔杖已经垂落下去。哈利不相信马尔福会杀死邓布利多。他仍然因为马尔福醉心于黑魔法而憎恨他,但现在这种憎恨里混杂着一点点同情。马尔福此刻在什么地方呢?伏地魔以杀害他和他的父母相威胁,命令他做的究竟是一件什么事情呢?
 
    金妮捅了捅哈利,打断了他的思绪。麦格教授站起身,礼堂里悲哀的低语声立刻平静下来。
 
    “时间差不多了,”她说,“请跟着你们的院长到场地上去。格兰芬多的同学跟我来。”

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