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第30章 白い墓 The White Tomb(13)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

スクリムジョールは躊ちゅう躇ちょしていたが、やがて、気遣きづかいのこもった調子を装よそおって言った。

「魔法省としては、いいかね、ハリー、君にあらゆる保ほ護ごを提供できるのだよ。私の『闇やみ祓ばらい』を二人、喜んで君のために配備はいびしよう――」

ハリーは笑った。

「ヴォルデモートは、自分自身で僕を手にかけたいんだ。『闇祓い』がいたって、それが変わるわけじゃない。ですから、お申し出はありがたいですが、お断ことわりします」

「では」スクリムジョールは、いまや冷たい声になっていた。

「クリスマスに、私が君に要請ようせいしたことは――」

「何の要請ですか? ああ、そうか……あなたがどんなにすばらしい仕事をしているかを、僕が世の中に知らせる。そうすれば――」

「――みんなの気持が高揚こうようする!」

スクリムジョールが噛かみつくように言った。ハリーはしばらく、スクリムジョールをじっと観察した。

「スタン・シャンパイクを、もう解放かいほうしましたか?」

スクリムジョールの顔色が険悪けんあくな紫色に変わり、いやでもバーノンおじさんを彷彿ほうふつとさせた。

「なるほど。君は――」

「骨の髄ずいまでダンブルドアに忠実」ハリーが言った。「そのとおりです」

スクリムジョールは、しばらくハリーを睨にらみつけていたが、やがて踵きびすを返し、足を引きずりながら、それ以上一言も言わずに去っていった。パーシーと魔法省の一団が、席に座ったまますすり泣いているハグリッドとグロウプを不安げにちらちら見ながら、大臣を待っているのが見えた。ロンとハーマイオニーが急いでハリーのほうにやってくる途中、スクリムジョールとすれ違った。ハリーはみんなに背を向け、二人が追いつきやすいようにゆっくり歩き出した。ブナの木の下で、二人が追いついた。何事もなかった日々には、その木陰こかげに座って三人で楽しく過ごしたものだった。


    斯克林杰迟疑着,然后用故作矜持的口吻说:“部里可以给你提供各种保护,哈利。我很愿意安排我的两个傲罗为你服务——”
 
    哈利笑了起来。
 
    “伏地魔想要亲手杀死我,傲罗是阻挡不了他的。谢谢你这么说,但是不必了。”
 
    “那么,”斯克林杰换了一种冷冰冰的口气说,“圣诞节时我向你提出的请求——”
 
    “什么请求?噢,对了……叫我告诉全世界你们在从事多么了不起的工作,为了——”
 
    “——为了提高大家的士气!”斯克林杰厉声说道。
 
    哈利端详了他片刻。
 
    “斯坦·桑帕克放出来了吗?”
 
    斯克林杰的脸涨成了一种难看的绛紫色,哈利一下子想起了弗农姨父。
 
    “看得出来,你——”
 
    “彻头彻尾是邓布利多的人。”哈利说,“没错。”
 
    斯克林杰又狠狠瞪了他几眼,然后一言不发地掉转身,一瘸一拐地走了。哈利看到珀西和魔法部代表团的其他成员都在等他,他们还不时担忧地望望仍然坐在座位上哭泣的海格和格洛普。罗恩和赫敏匆匆朝哈利走来。与迎面而去的斯克林杰擦肩而过。哈利转过身,慢慢地往前走,等着他们赶上来。最后,他们在一棵山毛榉树的绿荫下追上了哈利。在过去的好时光里,他们曾在这棵树下坐过。

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