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第4章 七人のポッター The Seven Potters(6)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3336
本物のハリーは、これまで異常いじょうなものをたくさん見てきたにもかかわらず、いま目にしているほど不ぶ気き味みなものを見たことがないと思った。六人の「生いき霊りょう」が袋に手を突っ込み、洋服を引っ張り出してメガネを掛かけ、自分の洋服を片付けている。全員が公衆こうしゅうの面前で臆面おくめんもなく裸はだかになりはじめたのを見て、ハリーは、もう少し自分のプライバシーを尊重そんちょうしてくれ、と言いたくなった。みんな自分の体ならこうはいかないだろうが、他ひ人との体なので気楽なのに違いない。
「ジニーのやつ、刺青いれずみのこと、やっぱり嘘うそついてたぜ」ロンが裸の胸を見ながら言った。
「ハリー、あなたの視力しりょくって、ほんとに悪いのね」ハーマイァ∷ーがメガネを掛けながら言った。
洋服を着き替がえ終わると、偽にせハリーたちは、二つ目の袋からリュックサックと鳥籠とりかごを取り出した。籠の中にはぬいぐるみの白ふくろうが入っている。
服を着てメガネを掛けた七人のハリーが、荷物を持ってついにムーディの目の前に勢せいぞろいした。
「よし」と、ムーディが言った。「次の者同士どうしが組む。マンダンガスはわしとともに移動だ。箒ほうきを使う――」
「どうして、おれがおめえと」出口のいちばん近くにいるハリーがブツクサ言った。
「おまえがいちばん目が離はなせんからだ」ムーディがうなった。
たしかに魔法の目玉は、名前を呼び上げる間もずっとマンダンガスをにらんだままだった。
「アーサーはフレッドと――」
「俺おれはジョージだぜ」ムーディに指差された双子ふたごが言った。「ハリーの姿になっても見分けがつかないのかい」
「すまん、ジョージ――」
「ちょっと揚あげ杖つえを取とっただけさ。俺、ほんとはフレッド――」
「こんなときに冗談じょうだんはよさんか」ムーディが歯は噛がみしながら言った。「もう一人の双子――ジョージだろうがフレッドだろうが、どっちでもかまわん――リーマスと一緒いっしょだ。ミス?デラクール――」
「僕がフラーをセストラルで連れていく」ビルが言った。「フラーは箒が好きじゃないからね」
フラーはビルのところに歩いていき、メロメロに甘えた顔をした。ハリーは、自分の顔に二度とあんな表情が浮かびませんように、と心から願った。
「ミス?グレンジャー、キングズリーと。これもセストラル――」
ハーマイァ∷ーはキングズリーの微笑ほほえみに応こたえながら、安心したように見えた。ハーマイァ∷ーも箒には自信がないことを、ハリーは知っていた。
「残ったのは、あなたと私ね、ロン」
トンクスが明るく言いながらロンに手を振ふったとたん、マグカップ?スタンドを引っ掛けて倒してしまった。
ロンは、ハーマイァ∷ーほどうれしそうな顔をしなかった。
「そんでもって、ハリー、おまえさんは俺おれと一緒いっしょだ。ええか」
ハグリッドはちょっと心配そうに言った。
「俺たちはバイクで行く。箒ほうきやセストラルじゃ、俺の体重を支えきれんからな。だけんどバイクの座席のほうも、俺が乗るとあんまり場所がねえんで、おまえさんはサイドカーだ」
「すごいや」心底しんそこそう思ったわけではなかったが、ハリーはそう言った。
「死し喰くい人びとのやつらは、おまえが箒に乗ると予想するだろう」
ムーディがハリーの気持を見み透すかしたように言った。
「スネイプは、おまえに関して、以前には話したことがないような事柄ことがらまで詳くわしく連中に伝える時間があったはずだ。さすれば、死喰い人に遭遇そうぐうした場合、やつらは箒に慣れた様子のポッターを狙ねらうだろうと、我々はそう読んでおる。それでは、いいな」
ムーディは、偽にせポッターたちの洋服が入った袋の口を閉め、先頭に立って裏うら口ぐちに向かった。
「出発すべき時間まで三分と見た。鍵かぎなど掛かける必要はない。死喰い人が探しにきた場合、鍵で締しめ出すことはできん……いざ……」

    真哈利觉得,虽然自己见识过一些极其古怪的事情,但眼前这一幕大概是他见过的最怪异的人。他注视着自己的六个替身在口袋里翻找,掏出一套套衣服,戴上眼镜,把他们自己的东西塞到一边。他真想请求他们略微尊重一点他的隐私,因为他们都开始毫无顾忌地脱衣服,显然是满不在乎地展示他的身体,他们对待自己的身体肯定不会这样。
    “我就知道金妮说你有文身是在说谎。”罗恩低头看着赤裸的胸脯说。
    “哈利,你的视力真是糟糕透了。”赫敏戴上眼镜说。
    假哈利们穿戴好了,又从第二个口袋里掏出背包和猫头鹰笼子,每个笼子里都有一只剥制的雪袅标本。
    “很好,”穆迪看到面前终于站着七个衣冠整齐、戴着眼镜、提着行李的哈利,便说,“分组的情况是这样的:蒙顿格斯和我一起,骑扫帚——”
    “我为什么和你一起?”离后门最近的那个哈利嘟囔道。
    “因为只有你需要监视。”穆迪吼道,确实,他接着说话时那只魔眼一直没有离开蒙顿格斯,“亚瑟和弗雷德——”
    “我是乔治,”双胞胎中穆迪所指的那个说道,“怎么我们变成哈利了,你还不能把我们区分开呀?”
    “对不起,乔治——”
    “跟你开个玩笑,其实我是弗雷德——”
    “别再胡闹了!”穆迪气恼地咆哮道,“另一个——弗雷德,乔治,不管是谁——跟莱姆斯走。德拉库尔小姐——”
    “我带芙蓉骑夜骐,”比尔说,“她不太喜欢飞天扫帚。”
    芙蓉走过去站在比尔身边,用含情脉脉、小鸟依人的目光看着他,哈利从心底里希望这种眼神以后永远别在他脸上出现。
    “格兰杰小姐和金斯莱,也骑夜骐——”
    赫敏看着笑眯眯的金斯莱,似乎心里很踏实。哈利知道赫敏也对骑飞天扫帚缺乏信心。
    “就剩下你和我了,罗恩!”唐克斯愉快地说,她朝罗恩一挥手,打翻了一个杯子架。
    罗恩看上去可不像赫敏那样高兴。
    “你跟着我,哈利。行吗?”海格显得有点担心地说,“我们骑摩托,扫帚和夜骐都吃不住我的重量。可是我往摩托上一坐,就没有多少地方了,所以你坐在挎斗里。”
    “太好了。”哈利并没有完全说心里话。
    “我们推测,食死徒会以为你是骑扫帚的。”穆迪似乎猜到了哈利的感觉,说道,“斯内普有大量的时间把他以前没有提起的你的情况都告诉他们,所以,万一我们碰到食死徒,他们肯定会选择那个骑扫帚特别熟练的波特。好了,”他把装着假波特衣服的口袋系紧,领着大家朝门口走去,一边继续说道,“我们三分钟内离开。后门不用锁,食死徒要过来搜查,锁是挡不住他们的……来吧……”

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