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第7章 アルバス・ダンブルドアの遺言(1)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338
第7章 アルバス・ダンブルドアの遺言 The Will of Albus Dumbledore

夜明けのひんやりとした青い光の中、彼は山道を歩いていた。ずっと下のほうに、霞かすみに包まれた影絵かげえのような小さな町が見えた。求める男はあそこにいるのか どうしてもあの男が必要だ。ほかのことはほとんど何も考えられないくらい、彼はその男を強く求めていた。その男が答えを持っている。彼の抱える問題の答えを……。

「おい、起きろ」

ハリーは目を開けた。相変わらずむさくるしいロンの屋や根ね裏うら部べ屋やのキャンプベッドに横たわっていた。太陽が昇る前で、部屋はまだ薄うす暗ぐらかった。ピッグウィジョンが小さな翼つばさに頭を埋うずめて眠っている。ハリーの額ひたいの傷きず痕あとがチクチク痛んだ。

「うわごと言ってたぞ」

「そうか」

「ああ、『グレゴロビッチ』だったな。『グレゴロビッチ』って繰くり返してた」

まだメガネを掛かけていないせいで、ロンの顔が少しぼやけて見えた。

「グレゴロビッチって誰だ」

「僕が知るわけないだろ そう言ってたのは君だぜ」

ハリーは考えながら額ひたいを擦こすった。ぼんやりと、どこかでその名を聞いたことがあるような気がする。しかし、どこだったかは思い出せない。

「ヴォルデモートがその人を探していると思う」

「そりゃ気の毒なやつだな」ロンがひどく同情した。

ハリーは傷痕を擦り続けながら、はっきり目を覚ましてベッドに座り直した。夢で見たものを正確に思い出そうとしたが、頭に残っているのは山の稜線りょうせんと、深い谷に抱かれた小さな村だけだった。

「外国にいるらしい」

「誰が グレゴロビッチか」

「ヴォルデモートだよ。あいつはどこか外国にいて、グレゴロビッチを探している。イギリスのどこかみたいじゃなかった」

「また、あいつの心を覗のぞいてたっていうのか」

ロンは心配そうな口調だった。

「頼むから、ハーマイオニーには言うなよ」ハリーが言った。「もっとも、ハーマイオニーに夢で何か見るなって言われても、できない相談だけど……」

ハリーは、ピッグウィジョンの小さな鳥とり籠かごを見つめながら考えた……グレゴロビッチという名前に聞き覚えがあるのは、なぜだろう


第7章 阿不思·邓布利多的遗嘱
    拂晓时空气凉爽,晨光熹微,哈利走在一条山路上。下面 裹在浓雾里的是一座朦朦胧胧的小镇。他寻找的那个人在下面 吗?他迫切地、不顾一切地需要那个人,那个人知道答案,知 道他那个问题的答案……
    “喂,醒醒。”
    哈利睁开眼睛。他还是躺在罗恩昏暗脏乱的阁楼间的行军 床上。太阳还没有升起,屋里仍然很暗。小猪把脑袋埋在小翅 膀底下睡得正香。哈利额头上的伤疤一刺一刺地疼。
    “你说梦话了。”
    “是吗?”
    “是啊。‘格里戈维奇。’你一直在说‘格里戈维奇’。 ”
    哈利没戴眼镜,罗恩的脸看上去模糊不清。
    “谁是格里戈维奇?”
    “我怎么知道?说梦话的是你啊。”
    哈利揉着额头,陷入了沉思。他隐约觉得以前听过这个名 字,但想不起来是在什么地方。
    “我想伏地魔是在找他。”
    “可怜的家伙。”罗恩激动地说。
    哈利坐起身子,仍然揉着伤疤,现在完全清醒了。他努力 回忆刚才梦中见到的情景,却只能想起一片连绵的群山和位于 深深峡谷里的小村庄的轮廓。
    “我想他是在国外。”
    “谁?格里戈维奇?”
    “伏地魔。我想他是在国外某个地方寻找格里戈维奇。看 样子不像在英国。”
    “怎么你又在窥探他的思想?”
    罗恩的声音里透着担忧。
    “行行好,别告诉赫敏,”哈利说,“她那么希望我别在 梦里再看到那些东西……”
    他抬头望着小猪的笼子,继续思索……为什么“格里戈维 奇”这个名字听着耳熟呢?

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11/28 21:36