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第7章 アルバス・ダンブルドアの遺言(4)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3339

ロンはとたんに咳せき込んだが、二階の踊おどり場ばのドアが開いて咳が止まった。

「ハリー、ちょっと来てくれる」

ジニーだった。ロンは、はたとその場に立ち止まったが、ハーマイオニーがその肘ひじをつかんで上の階に引っ張っていった。ハリーは落ち着かない気持で、ジニーのあとから部屋に入った。

いままで、ジニーの部屋に入ったことはなかった。狭せまいが明るい部屋だった。魔法界のバンド、「妖よう女じょシスターズ」の大きなポスターが一方の壁かべに、魔女だけのクィディッチ・チーム「ホリヘッド・ハーピーズ」のキャプテン、グウェノグ・ジョーンズの写真がもう一方の壁に貼はってあった。開いた窓の前に机があり、窓からは果か樹じゅ園えんが見えた。ジニーとハリーがロン、ハーマイオニーとそれぞれ組んで、この果樹園で二人制クィディッチをして遊んだことがあった。そこにはいま、乳白色の大きなテントが張られている。テントの上の金色の旗が、ジニーの窓と同じ高さだった。

ジニーはハリーの顔を見上げて、深く息を吸ってから言った。

「十七歳、おめでとう」

「うん……ありがとう」

ジニーは、ハリーをじっと見つめたままだった。しかしハリーは、見つめ返すのが辛つらかった。眩まぶしい光を見るようだった。

「いい眺ながめだね」窓のほうを指差して、ハリーは冴さえない科白せりふを言った。

ジニーは無視した。無視されて当然だとハリーは思った。

「あなたに何をあげたらいいか、考えつかなかったの」

「何にも要らないよ」

ジニーは、これも無視した。

「何が役に立つのかわからないの。大きな物はだめだわ。だって持っていけないでしょうから」

ハリーはジニーを盗み見た。泣いていなかった。ジニーはすばらしいものをたくさん持っている。その一つが、めったにめそめそしないことだ。六人の兄たちに鍛きたえられたに違いないと、ハリーはときどきそう思ったものだ。

ジニーがハリーに一歩近づいた。

「それで、私、考えついたの。私を思い出す何かを、あなたに持っていてほしいって。あなたが何をしにいくにしても、出先で、ほら、ヴィーラなんかに出会ったときに」

「デートの機会は、正直言って、とても少ないと思う」

「私、そういう希望の光を求めていたわ」

ジニーが囁ささやき、これまでのキスとはまるで違うキスをした。ハリーもキスを返した。ファイア・ウィスキーよりよく効きく、何もかも忘れさせてくれる幸せな瞬間しゅんかんだった。ジニー、彼女こそ、この世界で唯ゆい一いつの真実だった。片手をその背中に回し、片手で甘い香りのするその長い髪かみに触ふれ、ジニーを感じる――。

ドアがバーンと開いた。二人は飛び上がって離はなれた。




    二楼平台上的一扇门突然打开,打断了罗恩急赤白脸的抗 议。
    “哈利,你能进来一下吗?”
    是金妮。罗恩猛地停住脚步,但赫敏抓住他的胳膊肘,拉 着他继续往楼上走。哈利有点忐忑不安地跟着金妮走进她的房 间。
    他以前从没有进来过。房间不大,但很明亮,一面墙上贴 着古怪姐妹演唱组的大幅海报,另一面墙上贴着女巫魁地奇球 队霍利黑德哈比队的队长格韦诺格。琼斯的照片,一张书桌面 对敞开的窗户。窗外是果园,他和金妮曾在那里跟罗恩和赫敏 玩过两人的魁地奇,现在那里扎了个很大的、乳白色的帐篷。 帐篷顶上的金色旗子正好齐着金妮的窗户。
    金妮抬头望着哈利的脸,深深吸了口气,说:“十七岁快 乐。”
    “嗯……谢谢。”
    她目不转睛地盯着他,他却觉得很难与她的的目光对视, 就像不敢凝视耀眼的亮光一样。
    “风景不错。”他指着窗外,没话找话地说。
    金妮没有接茬。
    “我不知道什么东西有用。不能太大,不然你没法随身带 着。”
    哈利鼓足勇气看了她一眼。她没有哭,这是金妮许多了不 起的地方之一,她很少哭。哈利有时候想,上面有六个哥哥肯 定把她磨练得坚强了。
    金妮朝他走近一步。
    “所以,我希望你有一件能够想起我的东西,我是说,如 果你在外面做事的时候碰到某个媚娃。”
    “说句实话,我认为那时谈恋爱的机会很少很少。”
    “我希望能有这么点儿安慰。”她低声说,然后她吻住了 他,以前所未有的方式吻住了他,哈利也回吻着她。他飘飘欲 仙,脑子里一片空白,比火焰威士忌的感觉还好。她是世界上 惟一真实的东西,金妮,她给他的感觉。他一只手搂在她的背 上,一只手抚着她长长的、散发着淡淡香味的秀发——
    身后的门突然被撞开,两人赶紧分开。

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11/28 21:50