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第33章 プリンスの物語 The Prince's Tale(9)
日期:2023-08-11 15:29  点击:293

「チュニー」

リリーの声は、驚きながらもうれしそうだった。しかし、スネイプは弾はじかれたように立ち上がった。

「こんどは、どっちがスパイだ」スネイプが叫さけんだ。「何の用だ」

ペチュニアは見つかったことに愕がく然ぜんとして、息もつけない様子だった。ハリーには、ペチュニアがスネイプを傷きずつける言葉を探しているのがわかった。

「あなたの着ている物は、いったい何」

ペチュニアは、スネイプの胸を指差して言った。

「ママのブラウス」

ボキッと音がして、ペチュニアの頭上の枝が落ちてきた。リリーが悲鳴を上げた。枝はペチュニアの肩に当たり、ペチュニアは後ろによろけてワッと泣き出した。

「チュニー」

しかし、ペチュニアはもう走り出していた。リリーはスネイプに食ってかかった。

「あなたのしたことね」

「違う」

スネイプは挑ちょう戦せん的てきになり、同時に恐れているようだった。

「あなたがしたのよ」

リリーはスネイプのほうを向いたまま、後あと退ずさりしはじめた。

「そうよ ペチュニアを痛い目に遭あわせたのよ」

「違う――僕はやっていない」

しかし、リリーはスネイプの嘘うそに納得しなかった。激はげしい目つきでにらみつけ、リリーは小さな茂みから駆かけ出して、ペチュニアを追った。スネイプは、みじめな混乱した顔で見送っていた……。


そして場面が変わった。ハリーが見回すとそこは九と四分の三番線で、ハリーの横にやや猫背のスネイプが立ち、その隣となりにスネイプとそっくりな、痩やせて土つち気け色いろの顔をした気難きむずかしそうな女性が立っていた。スネイプは、少し離れたところにいる四人家族をじっと見ていた。二人の女の子が、両親から少し離れて立っている。リリーが何か訴うったえているようだった。ハリーは少し近づいて聞き耳を立てた。

「……ごめんなさい、チュニー、ごめんなさい ねぇ――」

リリーはペチュニアの手を取って、引っ込めようとする手をしっかり握った。

「たぶん、わたしがそこに行ったら――ねぇ、聞いてよ、チュニー たぶん、わたしがそこに行けば、ダンブルドア教授きょうじゅのところに行って、気持が変わるように説得できると思うわ」

「私――行きたく――なんか――ない」

ペチュニアは、握られている手を振りほどこうと、引いた。

「私がそんな、ばかばかしい城なんかに行きたいわけないでしょ。何のために勉強して、わざわざそんな――そんな――」


    “佩妮!”莉莉说,声音里透着惊讶和欢迎,可是斯内普 跳了起来。
    “现在是谁在偷看?”他嚷道,“你想干吗?”
    佩妮被发现后惊慌失措,几乎喘不过气来。哈利看出她在 绞尽脑汁想说几句伤人的话。
    “你倒说说你穿的那是什么?”她指着斯内普的胸口说, “你妈妈的衣服?”
    咔嚓一声,佩妮头顶上一根树枝突然落了下来。莉莉尖叫 一声,树枝砸中了佩妮的肩膀,她踉跄着后退几步,哭了起来。
    “佩妮!”
    可是佩妮跑开了。莉莉朝斯内普发火了。
    “是你干的吗?”
    “不是。”斯内普显得既不服又害怕。
    “就是你!”莉莉从他面前后退,“就是你!你伤着她了 !”
    “不——我没有!”
    然而莉莉不相信他的谎话。她气冲冲地看了他最后一眼, 就跑出小树林,追她姐姐去了,斯内普显得痛苦而困惑……
    场景转换。哈利环顾四周,他是在九又四分之三站台上, 斯内普站在他旁边,微微弓着身子,紧挨着一个跟他长得很像的脸色灰黄、神情阴沉的瘦女人。斯 内普正盯着不远处的一家四口。两个女孩离开她们的父母站着。莉莉似乎在央求她的姐姐。哈利凑过去 听。
    “……我很难过,佩妮,我很难过!你听我说——”她抓 过姐姐的手紧紧地握住,佩妮则拼命想挣扎,“也许我一到那儿——不,听我说,佩妮!也许我一 到那儿,就能找到邓布利多教授,说服他改变主意!“
    “我才——不想——去呢!”佩妮说,使劲想把手从妹妹 手里抽出来,“你以为我愿意到某个荒唐的城堡里去,学着做一个——一个——“

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07/06 19:14