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第33章 プリンスの物語 The Prince's Tale(26)
日期:2023-08-11 16:02  点击:278

「よろしい。さてと、きみにとっては、ドラコが何をしようとしているかを見つけ出すのが、最優先課題じゃ。恐怖きょうふに駆かられた十代の少年は、自分の身を危険にさらすばかりか、他人にまで危害きがいを及ぼす。手助けし、導いてやるとドラコに言うがよい。受け入れるはずじゃ。あの子はきみを好すいておる――」

「――そうでもありません。父親が寵愛ちょうあいを失ってからは。ドラコは私を責めています。ルシウスの座を私が奪うばったと考えているのです」

「いずれにせよ、やってみることじゃ。わしは自分のことより、あの少年が何か手立てを思いついたときに偶然その犠牲ぎせいになる者のことが心配じゃ。もちろん最終的には、わしらがあの少年をヴォルデモート卿きょうの怒りから救う手段は、たった一つしかない」

スネイプは眉まゆを吊つり上げ、茶化すような調子で尋たずねた。

「あの子に、ご自分を殺させるおつもりですか」

「いや、いや。きみがわしを殺さねばならぬ」

長い沈ちん黙もくが流れた。ときどきコツコツという奇妙きみょうな音が聞こえるだけだった。不ふ死し鳥ちょうのフォークスがイカの甲を啄ついばんでいた。

「いますぐに、やってほしいですか」

スネイプの声は皮肉たっぷりだった。

「それとも、少しの間、墓に刻きざむ墓ぼ碑ひ銘めいをお考えになる時間が要いりますか」

「おお、そうは急がぬ」ダンブルドアが微笑ほほえみながら言った。

「そうじゃな、そのときは自然にやって来ると言えよう。今夜の出来事からして」ダンブルドアは萎なえた手を指した。「そのときは、間違いなく一年以内に来る」

「死んでもいいのなら」スネイプは乱暴な言い方をした。「ドラコにそうさせてやったら、いかがですか」

「あの少年の魂たましいは、まだそれほど壊こわされておらぬ」ダンブルドアが言った。「わしのせいで、その魂を引き裂さかせたりはできぬ」


    “很好。那么,你首先需要弄清德拉科打算干什么。一个 惊慌失措的少年不仅对他自己危险,对别人也很危险。向他提 供帮助和指导,他应该会接受,他喜欢你——”
    “——他父亲失宠之后,他就不那么喜欢我了。德拉科怨 我,认为我夺走了卢修斯的位置。”
    “没关系,试试吧。比起我自己来,我更关心的是那男孩 任何行动计划的意外牺牲品。当然啦,如果要把他从伏地魔的 暴怒中解救出来,最终只有一个办法。”
    斯内普扬起眉毛,用讽刺的口吻问道:“你打算让他把你 杀死?”
    “当然不是。必须由你杀死我。”
    长久的沉默,屋里只有一种奇怪的咔啦啦的声音。凤凰福克斯在啃一小块墨鱼骨头。
    “你希望我现在就动手吗?”斯内普问,语气里透着浓浓的讽刺,“还是你需要一点时间构思一个墓碑?”
    “哦,暂时还不用,”邓布利多微笑着说,“我想,那一 刻该来的时候总会来的。从今晚的事情来看,”他指指自己焦 枯的手,“我们可以肯定它将在一年之内发生。”
    “既然你不在乎死,”斯内普粗暴地说,“为什么不让德拉科得手呢?”
    “那个男孩的灵魂还没被完全糟蹋,”邓布利多说,“我 不愿意因为我的缘故把它弄得四分五裂。”

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07/04 04:34