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第33章 プリンスの物語 The Prince's Tale(30)
日期:2023-08-11 16:09  点击:280

そして場面は、ダンブルドアの校長室になり、窓の外は暗く、フォークスは止とまり木に静かに止まっていた。身動きもせずに座っているスネイプの周りを歩きながら、ダンブルドアが話していた。

「ハリーは知ってはならんのじゃ。最後の最後まで。必要になるときまで。さもなければ、為なさねばならぬことをやり遂とげる力が、出てくるはずがあろうか」

「しかし、何を為さねばならないのです」

「それはハリーとわしの、二人だけの話じゃ。さてセブルス、よく聴きくのじゃ。そのときは来る――わしの死後に――反論するでない。口を挟はさむでない ヴォルデモート卿きょうが、あの蛇へびの命を心配しているような気配を見せるときが来るじゃろう」

「ナギニの」スネイプは驚愕きょうがくした。

「さよう。ヴォルデモート卿が、あの蛇を使って自分の命令を実行させることをやめ、魔法の保ほ護ごの下に安全に身近に置いておくときが来る。そのときには、たぶん、ハリーに話しても大丈夫じゃろう」

「何を話すと」

ダンブルドアは深く息を吸い、目を閉じた。

「こう話すのじゃ。ヴォルデモート卿があの子を殺そうとした夜、リリーが盾たてとなって自みずからの命をヴォルデモートの前に投げ出したとき、『死しの呪のろい』はヴォルデモートに撥はね返り、破は壊かいされたヴォルデモートの魂たましいの一部が、崩くずれ落ちる建物の中に唯ゆい一いつ残されていた生きた魂に引っかかったのじゃ。ヴォルデモート卿の一部が、ハリーの中で生きておる。その部分こそがハリーに蛇と話す力を与え、ハリーには理解できないでいることじゃが、ヴォルデモートの心とのつながりをもたらしているのじゃ。そして、ヴォルデモートの気づかなかったその魂たましいのかけらが、ハリーに付着してハリーに守られているかぎり、ヴォルデモートは死ぬことができぬ」

ハリーは、長いトンネルの向こうに、二人を見ているような気がした。二人の姿ははるかに遠く、二人の声はハリーの耳の中で奇妙きみょうに反響はんきょうしていた。

「するとあの子は……あの子は死なねばならぬと」

スネイプは落ち着き払って聞いた。

「しかも、セブルス、ヴォルデモート自身がそれをせねばならぬ。そこが肝かん心じんなのじゃ」


    他们回到邓布利多的办公室,窗外漆黑一片,福克斯安安 静静地待着,斯内普坐在那里一动不动,邓布利多一边说话, 一边在他周围走来走去。
    “不到最后关头,不到绝对必要的时候,千万不能让哈利 知道,不然他怎么有力量去做他必须要做的事情呢?”
    “他必须要做什么?”
    “那是哈利和我之间的事。现在,西弗勒斯,请你听仔细 了。到了某个时候——在我死后——不要反驳,不要插嘴!到 了某个时候,伏地魔似乎会为他那条大蛇的生命担心。”
    “为纳吉尼担心?”斯内普显得很惊愕。
    “不错。如果到了某个时候,伏地魔不再派那条大蛇去执 行命令,而是让它守在身边,用魔法把它保护起来,到了那时 ,我想就可以告诉哈利了。”
    “告诉他什么?”
    邓布利多深深吸了口气,闭上了眼睛。
    “告诉他,在伏地魔试图杀死他的那天夜里,当莉莉用自 己的生命挡在他们之间时,那个杀戮咒反弹到伏地魔身上,伏 地魔灵魂的一个碎片被炸飞了,附着在坍塌的房子里惟一活着 的灵魂上。伏地魔的一部分活在哈利体内,使哈利有了与蛇对 话的能力,并可以连接伏地魔的思想,这一直令他百思不得其 解。只要那个没被伏地魔发现的灵魂碎片还依附在哈利身上, 受到哈利的保护,伏地魔就不可能死。”
    哈利似乎是在一条长长隧道的尽头注视着邓布利多和斯内 普,他们离他那么遥远,他们的说话声在他耳朵里发出奇怪的 回音。
    “那么那男孩……那男孩必须死去?”斯内普很平静地问 。
    “而且必须由伏地魔亲自动手,西弗勒斯。那是非常重要 的。”

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