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第33章 プリンスの物語 The Prince's Tale(31)
日期:2023-08-11 16:10  点击:346

再び長い沈ちん黙もくが流れた。そしてスネイプが口を開いた。

「私は……この長い年月……我々が彼女のために、あの子を守っていると思っていた。リリーのために」

「わしらがあの子を守ってきたのは、あの子に教え、育はぐくみ、自分の力を試させることが大切だったからじゃ」

目を固く閉じたまま、ダンブルドアが言った。

「その間、あの二人の結びつきは、ますます強くなっていった。寄き生せい体たいの成長じゃ。わしはときどき、ハリー自身がそれにうすうす気づいているのではないかと思うた。わしの見込みどおりのハリーなら、いよいよ自分の死に向かって歩み出すそのときには、それがまさにヴォルデモートの最期となるように、取り計はからっているはずじゃ」

ダンブルドアは目を開けた。スネイプは、ひどく衝撃しょうげきを受けた顔だった。

「あなたは、死ぬべきときに死ぬことができるようにと、いままで彼を生かしてきたのですか」

「そう驚くでない、セブルス。いままで、それこそ何人の男や女が死ぬのを見てきたのじゃ」

「最近は、私が救えなかった者だけです」スネイプが言った。

スネイプは立ち上がった。

「あなたは、私を利用した」

「はて」

「あなたのために、私は密みっ偵ていになり、嘘うそをつき、あなたのために、死ぬほど危険な立場に身を置いた。すべてが、リリー・ポッターの息子を安全に守るためのはずだった。いまあなたは、その息子を、屠殺とさつされるべき豚のように育ててきたのだと言う――」

「なんと、セブルス、感動的なことを」ダンブルドアは真顔で言った。「結局、あの子に情が移ったと言うのか」

「彼に」

スネイプが叫さけんだ。

「エクスペクト パトローナム 守しゅ護ご霊れいよ、来たれ」

スネイプの杖つえ先さきから、銀色の牝鹿めじかが飛び出した。牝鹿は校長室の床に降おり立って、一跳ひとっとびで部屋を横切り、窓から姿を消した。ダンブルドアは牝鹿が飛び去るのを見つめていた。そして、その銀色の光が薄うすれたとき、スネイプに向き直ったダンブルドアの目に、涙なみだがあふれていた。

「これほどの年月が、経たってもか」

「永と遠わに」スネイプが言った。


    又是长时间的沉默。然后斯内普说:“我还以为……这么 多年来……我还以为我们是在保护他,为了她,为了莉莉。”
    “我们保护他,是因为必须调教他,培养他,让他磨炼自 己的能力,”邓布利多说,仍然紧闭着眼睛,“与此同时,他 们之间的连接也变得越来越强,像一种寄生的生命。有时我觉 得他好像自己也有所察觉。如果我真的了解他,我认为他会把 一切安排妥当,这样当他毅然赴死时,就意味着伏地魔的真正 完结。”
    邓布利多睁开了眼睛,斯内普神色惊恐。
    “你让他活着,只是为了他能在适当的时候赴死?”
    “别大惊失色,西弗勒斯。你目睹了多少男男女女的死? ”
    “最近,只有那些我无力相救的人。”斯内普说,然后他 站了起来,“你利用了我。”
    “什么意思?”
    “我为你做密探,为你编造谎言,为你冒着致命的危险。 这一切据说都是为了保证莉莉。波特儿子的安全。现在你却告 诉我,你养着他就像养着一头待杀的猪——”
    “多么感人哪,西弗勒斯,”邓布利多严肃地说,“难道 你真的开始喜欢那个男孩了?”
    “喜欢他?”斯内普叫了起来,“呼神护卫!”
    他的杖尖蹦出了那头银色的牝鹿。它落在地板上,轻轻一 跃就到了办公室那头,飞出了窗外。邓布利多注视着它远去, 注视着它的银光消失,然后转脸望着斯内普,他的眼里已盈满 泪水。
    “这么长时间了还是这样?”
    “一直是这样。”斯内普说。

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