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第34章 再び森へ The Forest Again(6)
日期:2023-08-14 13:25  点击:302

「もしかして二人が――忙しかったら――そして君にそういう機会があったら――」

「蛇を殺すの」

「蛇を殺してくれ」ハリーが繰り返した。

「わかったよ、ハリー。君は、大丈夫なの」

「大丈夫さ。ありがとう、ネビル」

ハリーが去りかけると、ネビルはその手首をつかんだ。

「僕たちは全員、戦い続けるよ、ハリー。わかってるね」

「ああ、僕は――」

胸が詰まり、言葉が途切れた。ハリーにはその先が言えなかった。ネビルは、それが変だとは思わなかったらしい。ハリーの肩を軽く叩たたいてそばを離れ、また遺体いたいを探しに去っていった。

ハリーは「マント」を被かぶり直し、歩きはじめた。そこからあまり遠くないところで、誰かが動いているのが見えた。地面に突っ伏す影のそばに屈かがみ込んでいる。すぐそばまで近づいて初めて、ハリーはそれがジニーだと気づいた。

ハリーは足を止めた。ジニーは、弱々しく母親を呼んでいる女の子のそばに屈んでいた。

「大丈夫よ」ジニーはそう言っていた。「大丈夫だから。あなたをお城の中に運ぶわ」

「でも、わたし、お家に帰りたい」女の子が囁ささやいた。「もう戦うのはいや」

「わかっているわ」ジニーの声がかすれた。「きっと大丈夫だからね」

ハリーの肌はだを、ざわざわと冷たい震えが走った。闇やみに向かって大声で叫さけびたかった。ここにいることをジニーに知ってほしかった。これからどこに行こうとしているのかを、ジニーに知ってほしかった。引き止めてほしい、無理やり連れ戻してほしい、家に送り返してほしい……。

しかし、ハリーはもう家に戻っている。ホグワーツは、ハリーにとって初めての、最高にすばらしい家庭かていだった。ハリー、ヴォルデモートそしてスネイプと、身寄りのない少年たちにとっては、ここが家だった……。


   “万一他们——很忙——而你又有机会——”
    “把蛇杀死?”
    “把蛇杀死。”哈利重复了一遍。
    “好的,哈利。你没事吧?”
    “我很好。谢谢你,纳威。”
    哈利刚转身要走,纳威抓住了他的手腕。
    “我们都会坚持战斗的,哈利。你知道吗?”
    “知道,我——”
    窒息的感觉使后半句话哽在喉咙里,他说不下去了。纳威 似乎并没有察觉哈利的异样。他拍拍哈利的肩膀,松开他,走 开去寻找别的尸体了。
    哈利把隐形衣重新披在身上,继续往前走。不远处有人在 动,在弯腰查看一个趴在地上的人影。相距几步的时候,哈利 认出那是金妮。
    他猛地停住脚步。金妮俯身安慰着一个低声呼喊妈妈的女 孩。
    “没事了,”金妮说,“不要紧的。我们这就把你抱进去 。”
    “可是我想回家,”女孩低声说,“我不想再战斗了!”
    “我知道,”金妮说着,声音哽咽了,“会过去的。”
    一波波寒意掠过哈利的皮肤。他想对着黑夜大喊,他想让 金妮知道他在这里,他想让金妮知道他要去哪儿。他想被人阻 拦,被拽回去,被送回家……
    然而,他现在就在家里。霍格沃茨是他所知道的第一个家 ,最好的家。他、伏地魔和斯内普这些被遗弃的男孩,都在这 里找到了家……

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