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第35章 キングズ・クロス King's Cross(3)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

ハリーは呆然ぼうぜんとして、悠々ゆうゆうと歩き去るダンブルドアのあとに従った。ダンブルドアは、哀あわれっぽい声で泣いている生々しい赤子あかごをあとに、少し離れたところに置いてある椅い子すへとハリーを誘いざなった。ハリーはそれまで気づかなかったが、高く輝くドームの下に椅子が二脚置いてあった。ダンブルドアがその一つに掛かけ、ハリーは校長の顔をじっと見つめたまま、もう一つの椅子にストンと腰を落とした。長い銀色の髪かみや顎あごひげ、半月形のメガネの奥から鋭く見通すブルーの目、折れ曲がった鼻。何もかもハリーが憶おぼえているとおりだった。しかし……。

「でも、先生は死んでいる」ハリーが言った。

「おお、そうじゃよ」ダンブルドアは、当たり前のように言った。

「それなら……僕も死んでいる」

「あぁ」

ダンブルドアは、ますますにこやかに微笑ほほえんだ。

「『それが問題だ』、というわけじゃのう 全体としてみれば、ハリーよ、わしは違うと思うぞ」

二人は顔を見合わせた。老ダンブルドアは、まだ笑顔のままだ。

「違う」ハリーが繰り返した。

「違う」ダンブルドアが言った。

「でも……」

ハリーは反はん射しゃ的てきに、稲いな妻ずま形がたの傷痕きずあとに手を持っていったが、そこに傷痕はなかった。

「でも、僕は死んだはずだ――僕は防がなかった あいつに殺されるつもりだった」

「それじゃよ」ダンブルドアが言った。「それが、たぶん、大きな違いをもたらすことになったのじゃ」

ダンブルドアの顔から、光のように、炎のように、喜びがあふれ出ているようだった。こんなに手放しで、こんなにはっきり感じ取れるほど満足しきったダンブルドアを、ハリーは初めて見た。

「どういうことですか」ハリーが聞いた。

「きみにはもうわかっているはずじゃ」

ダンブルドアが、左右の親指同士をくるくる回しながら言った。

「僕は、あいつに自分を殺させた」ハリーが言った。「そうですね」

「そうじゃ」ダンブルドアがうなずいた。「続けて」

「それで、僕の中にあったあいつの魂たましいの一部は……」

ダンブルドアはますます熱くうなずき、晴れ晴れと励ますような笑顔でハリーを促うながした。

「……なくなった」

「そのとおりじゃ」ダンブルドアが言った。「そうじゃ。あの者が破壊はかいしたのじゃ。きみの魂は完全無欠で、きみだけのものじゃよ、ハリー」


    邓布利多大步离开了躺在那里呜咽的红皮肤小孩,哈利晕 头晕脑地跟了上去。邓布利多领头走向两张椅子,它们在那高 高的、闪闪发亮的屋顶下分开放着,哈利先前没有发现。邓布 利多在一张椅子上坐下,哈利坐在了另一张上,呆呆地望着老 校长的脸。邓布利多长长的银白色的头发和胡子,半月形眼镜 后面那双犀利的蓝眼睛,那个弯鼻子:一切都和他记忆中的一 样,然而……
    “可是你死了呀。”哈利说。
    “是啊。”邓布利多淡淡地说。
    “那么……我也死了?”
    “呵,”邓布利多脸上的笑意更明显了,“这倒是个问题 ,对吗?总的来说,亲爱的孩子,我认为没有。”
    两人对视着,老人仍然笑眯眯的。
    “没有?”哈利问。
    “没有。”邓布利多说。
    “可是……”哈利本能地用手去摸那道闪电形伤疤。伤疤 似乎不在了。“可是我应该已经死了——我没有抵抗!我就打 算让他杀死我!”
    “我想,就因为这个,”邓布利多说,“才使整个事情有 了变化。”
    快乐像光、像火一样,从邓布利多身上散发出来。哈利从 没见过老人这样纯粹、这样明显地快慰。
    “说详细些吧。”哈利说。
    “其实你已经知道了。”邓布利多说。他旋弄着两个大拇 指。
    “我让他杀死我,”哈利说,“不是吗?”
    “是的,”邓布利多点点头,“接着说!”
    “这样,他在我体内的那部分灵魂……”
    邓布利多的头点得更起劲了,脸上带着鼓励的笑容,他催 哈利继续往下说。
    “……它消失了?”
    “对!”邓布利多说,“是的,他把它给毁了。你的灵魂 完整了,完全属于你自己了,哈利。”

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