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第35章 キングズ・クロス King's Cross(13)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3342

「でも先生は、よい大臣になったはずです。ファッジやスクリムジョールより、ずっとよい大臣に」ハリーは思わず言った。

「そうじゃろうか」

ダンブルドアは重苦しい調子で言った。

「そうは言いきれまい。若いとき、わしは、自分が権力とその誘さそいに弱いことを証明した。興味深いことじゃが、ハリーよ、権力を持つのに最もふさわしい者は、それを一度も求めたことのない者なのじゃ。きみのように、やむなく指し揮きを執とり、そうせねばならぬために権威けんいの衣ころもを着る者は、自みずからが驚くほど見事にその衣を着こなすのじゃ」

「わしは、ホグワーツにあるほうが安全な人間じゃった。よい教師きょうしであったと思う――」

「いちばんよい教師でした――」

「優しいことを言ってくれるのう、ハリー。しかしながら、わしが、若き魔法使いたちの教育に忙しく打ち込んでいる間に、グリンデルバルドは軍隊を作り上げておった。人々は、あの者がわしを恐れていると言うた。おそらくそうじゃったろう。しかし、わし自身がグリンデルバルドを恐れていたほどではなかったろう」

「いや、死ぬことをではない」

ハリーのまさかという表情に応こたえるように、ダンブルドアが言った。

「グリンデルバルドの魔法の力が、わしをどうにかすることを恐れたわけではない。二人の力が互角であることを、いや、わしのほうがわずかに勝まさっていることを、わしは知っていた。わしが恐れたのは真実じゃ。つまり、あの最後の恐ろしい争いで、二人のうちのどちらの呪のろいが本当に妹を殺したのか、わしにはわからなかった。きみはわしを臆おく病びょう者ものと言うかも知れぬ。そのとおりじゃろう。ハリー、わしが何よりも恐れたのは、妹の死をもたらしたのがわしだと知ることじゃった。わしの傲ごう慢まんさと愚おろかさが一いち因いんだったばかりでなく、実際に妹の命の火を吹き消してしまったのも、わしの一いち撃げきだったと知ることを恐れたのじゃ」

「グリンデルバルドは、それを知っておったと思う。わしが何を恐れていたかを、あの者は知っておったと思う。わしはグリンデルバルドと見まみえるのを、一日延ばしにしておったのじゃが、とうとうこれ以上抵てい抗こうするのはあまりにも恥ずべきことじゃという状態になった。人々が死に、グリンデルバルドは止とどめようもないやに見えた。そしてわしは、自分にできることをせねばならなかった」

「さて、その後に起こったことは知っておろう。わしは決けっ闘とうした。杖つえを勝ち取ったのじゃ」


    “可是你比福吉和斯克林杰要好,好得多!”哈利大声说 。
    “是吗?”邓布利多语气沉重地说,“我可没有这么肯定 。我年轻气盛时候的表现就证明了权力是我的弱点、我的诱惑 。说来奇怪,哈利,也许最适合掌握权力的是那些从不钻营权 术的人,就像你一样,被迫担任领袖的角色,在情势所逼之下 穿上战袍,结果自己很惊讶地发现居然穿得很好。”
    “而我待在霍格沃茨更安全些,我认为我是个好教师—— ”
    “你是最好的——”
    “——你很善良,哈利。在我忙于培养年轻巫师的时候, 格林德沃召集了一支军队。人们说他怕我,也许是吧,但我认 为我更怕他。”
    “哦,不是怕死,”邓布利多回答哈利询问的目光,“不 是怕他用魔法对我的加害。我知道我们势均力敌,或许我还略 胜一筹。我害怕的是真相。你明白吗,我一直不知道在那场可 怕的混战中,究竟是谁发了那个杀死我妹妹的咒语。你大概会 说我是懦夫,你是对的。哈利,我从心底里最害怕的是得知是 我造成了她的死亡,不仅是由于我的狂傲和愚蠢,而且还是我 朝她发出了那致命的一击。”
    “我想他是知道的,我想他知道我害怕什么。我拖延着不 见他,直到最后,我再不露面就太可耻了。人们在惨死,他似 乎不可阻挡,我必须尽我的力量。”
    “唉,后来的事情你都知道了。决斗我胜利了。我赢得了 那根魔杖。”

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