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第36章 誤算 The Flaw in the Plan(20)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3342

ゆっくりと、ホグワーツに太陽が昇った。そして大おお広ひろ間まは生命と光で輝いた。歓喜かんきと悲しみ、哀あい悼とうと祝賀の入り交じったうねりに、ハリーは欠かせない主役だった。みんながハリーを求めていた。指導者であり象しょう徴ちょうであり、救い主であり先せん導どう者しゃであるハリーと一緒いっしょにいたがった。ハリーが寝ていないことも、ほんの数人の人間と一緒に過ごしたくてしかたがないことも、誰も思いつかないようだった。遺族いぞくと話をして手を握り、その涙を見つめ、感かん謝しゃの言葉を受けたりしなければならなかった。

陽ひが昇るにつれ、四方八方からいつのまにか報しらせが入ってきた。国中で「服従ふくじゅうの呪じゅ文もん」にかけられていた人々が我に返ったこと、死し喰くい人びとたちが逃亡したり捕まったりしていること、アズカバンに収監しゅうかんされていた無実の人々が、いまこの瞬間に解放されていること、そして、キングズリー・シャックルボルトが魔法省の暫ざん定てい大だい臣じんに指名されたこと、などなど……。

ヴォルデモートの遺体いたいは、大広間から運び出され、フレッド、トンクス、ルーピン、コリン・クリービー、そしてヴォルデモートと戦って死んだ五十人以上に上る人々の亡なき骸がらとは離れた小部屋に置かれた。マクゴナガルは寮りょうの長テーブルを元通りに置いたが、もう誰も各寮に分かれて座りはしなかった。みんなが交じり合い、先生も生徒も、ゴーストも家族も、ケンタウルスも屋敷やしきしもべ妖よう精せいも一緒だった。フィレンツェは隅すみに横たわり回かい復ふくしつつあったし、グロウプは壊こわれた窓から覗のぞき込んでいた。そしてみんなが、グロウプの笑った口に食べ物を投げ込んでいた。しばらくして、疲ひ労ろう困こん憊ぱいしたハリーは、ルーナが同じベンチの隣となりに座っていることに気づいた。

「あたしだったら、しばらく一人で静かにしていたいけどな」ルーナが言った。

「そうしたいよ」ハリーが言った。

「あたしが、みんなの気を逸そらしてあげるもン」ルーナが言った。

「『マント』を使ってちょうだいね」

ハリーが何も言わないうちに、ルーナが叫さけんだ。

「うわァー、見て。ブリバリング・ハムディンガーだ」

そしてルーナは窓の外を指差した。聞こえた者はみな、その方向を見た。ハリーは「マント」を被かぶり、立ち上がった。


    太阳在霍格沃茨上空冉冉升起,大礼堂里洋溢着生命的光 明。人们尽情表达着哀悼和欢庆、悲伤和喜悦的情感,哈利是 其中不可缺少的一部分……人人都希望哈利和他们在一起,他 是他们的领袖和象征,是他们的救星和向导,似乎谁也没有想 到他一夜没有合眼,没有想到他渴望和其中几个人单独待着。 他必须和死难者的家属说说话,抓住他们的手,目睹他们的泪 水,接受他们的感谢,聆听早晨四面八方传来的消息:全国被 施了夺魂咒的人逐渐恢复了正常,食死徒们有的逃跑有的被抓 ,与此同时,阿兹卡班的无辜囚犯得到了释放,金斯莱·沙克尔被任命为魔法部临时部长……
    他们把伏地魔的尸体搬到礼堂外的一个房间里,远离弗雷德、唐克斯、卢平、科林·克里维和另外五十个为了抵抗他而死去的人。麦格把学院桌放回了原处,可是谁也没按学院入坐 :大家都乱糟糟地挤在一起,老师和学生,幽灵和家长,马人和家养小精灵。费伦泽躺在墙角养伤,格洛普从一扇被打烂的窗户往里窥视,有人把食物扔进他大笑的嘴里。过了一会儿, 精疲力竭的哈利发现自己挨着卢娜坐在一张板凳上。
    “如果是我,我会希望得到一些清静。”她说。
    “我也巴不得呢。”哈利回答。
    “我来转移他们的注意力,”她说,“用你的隐形衣。”
    没等哈利来得及说话,她就指着窗外叫道:“哟,快看, 一只泡泡鼻涕怪!”听见的人都扭过头去看,哈利赶紧把隐形衣披在身上,站了起来。

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11/24 20:47