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終章 十九年後 Nineteen Years Late(2)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

三人は並んでもう一台のカートを押し、だんだん速度を上げた。柵に近づくとアルバスは怯ひるんだが、衝突しょうとつすることはなかった。そして家族はそろって、九と四分の三番線に現れた。

紅くれない色いろの「ホグワーツ特急」がもくもくと吐はき出す濃こい白煙で、あたりがぼんやりしていた。その霞かすみの中を、誰だか見分けがつかない大勢の人影が動き回っていて、ジェームズはすでにその中に消えていた。

「みんなは、どこなの」

プラットフォームを先へと進み、ぼやけた人影のそばを通り過ぎるたびに覗のぞき込みながら、アルバスが心配そうに聞いた。

「ちゃんと見つけるから大丈夫よ」ジニーがなだめるように言った。

しかし、濃い蒸気じょうきの中で、人の顔を見分けるのは難しかった。持ち主から切り離された声だけが、不自然に大きく響ひびいていた。ハリーは、箒ほうきに関する規則きそくを声高に論じているパーシーの声を聞きつけたが、白煙のおかげで立ち止まって挨拶あいさつせずにすみ、よかったと思った。

「アル、きっとあの人たちだわ」突然ジニーが言った。

霞の中から、最後部の車両の脇わきに立っている四人の姿が見えてきた。ハリー、ジニー、リリー、アルバスは、すぐ近くまで行ってやっとその四人の顔をはっきり見た。

「やあ」アルバスは心からほっとしたような声で言った。

もう真新しいホグワーツのローブに着き替がえたローズが、アルバスににっこり笑いかけた。

「それじゃ、車は無事駐車ちゅうしゃさせたんだな」

ロンがハリーに聞いた。

「僕はちゃんとやったよ。ハーマイオニーは、僕がマグルの運転試験に受かるとは思っていなかったんだ。だろ 僕が試験官に『錯乱さくらんの呪文じゅもん』をかける羽は目めになるんじゃないかって予想してたのさ」

「そんなことないわ」ハーマイオニーが抗議こうぎした。「私、あなたを完全に信用していたもの」

「実は、ほんとに『錯乱』させたんだ」

アルバスのトランクとふくろうを汽車に積み込むのを手伝いながら、ロンがハリーに囁ささやいた。

「僕、バックミラーを見るのを忘れただけなんだから。だって考えても見ろよ、僕はその代わりに『超ちょう感かん覚かく呪じゅ文もん』が使えるんだぜ」


    他们一同推着第二辆小车往前跑,逐渐加速。快到隔墙时 ,阿不思畏缩了一下,但没有发生碰撞,一家人都来到了9 3/4 站台上。站台被红色的霍格沃茨特快列车喷出的大量白色雾气 笼罩着,模糊的人影在雾气中涌动,詹姆已经看不见了。
    “他们在哪儿?”阿不思边走边望着雾中的人影,焦急地 问。
    “会找到的。”金妮安慰道。
    但蒸气太浓了,很难看清人们的面孔。看不见人的说话声听起来异常响亮。哈利好像听到珀西在高声谈论飞天扫帚管理问题,他庆幸可以不用停下来打招呼了……
    “我想那就是,阿不思。”金妮突然说。
    雾气里显出了四个人,站在最后一节车厢旁。哈利、金妮 、莉莉和阿不思走到近前,才看清了他们的面孔。
    “嘿。”阿不思说,似乎大大松了一口气。
    罗丝笑盈盈地看着他,已经穿上了崭新的霍格沃茨校袍。
    “停车挺顺利吧?”罗恩问哈利,“我也是。赫敏不相信我能通过麻瓜驾驶考试,是不是啊?赫敏?她还以为我不得不对考官使混淆咒呢。”
    “我可没有,”赫敏说,“我对你完全放心。”
    “其实,我是使了混淆咒。”罗恩帮着把阿不思的箱子和猫头鹰搬上列车时,对哈利耳语说,“我只不过是忘了看后视镜,实际点吧,我可以用超感咒。”

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11/24 19:15