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終章 十九年後 Nineteen Years Late(5)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

「それじゃ、アル、あとでな。セストラルに気をつけろ」

「セストラルって、見えないんだろ 見えないって言ったじゃないか」

しかし、ジェームズは笑っただけで、母親にしぶしぶキスさせ、父親をそそくさと抱きしめて、急に混みはじめた汽車に飛び乗った。家族に手を振る姿が見えたのも束つかの間ま、ジェームズはたちまち、友達を探しに汽車の通路を駆かけ出していた。

「セストラルを心配することはないよ」ハリーがアルバスに言った。「おとなしい生き物だ。何も怖こわがることはない。いずれにしても、おまえは馬車で学校に行くのではなくて、ボートに乗っていくんだ」

「クリスマスには会えるわ」ジニーが、アルバスにお別れのキスをした。

「それじゃな、アル」ハリーは、息子を抱きしめながら言った。「金曜日に、ハグリッドから夕食に招待しょうたいされているのを忘れるんじゃないよ。ピーブズにはかかわり合いにならないこと。やり方を習うまでは誰とも決闘けっとうしてはいけないよ。それから、ジェームズにからかわれないように」

「僕、スリザリンだったらどうしよう」

父親だけに囁ささやいた声だった。アルバスにとって、それがどんなに重大なことでどんなに真剣にそれを恐れているかを、出発間際まぎわだからこそ堪こらえきれずに打ち明けたのだと、ハリーにはよくわかった。

ハリーは、アルバスの顔を少し見上げるような位置にしゃがんだ。三人の子どもの中で、アルバスだけがリリーの目を受け継いでいた。

「アルバス・セブルス」

ハリーは、ジニー以外は誰にも聞こえないようにそっと言った。ジニーは、もう汽車に乗っているローズに手を振るのに忙しいふりをするだけの気配りがあった。

「おまえは、ホグワーツの二人の校長の名前をもらっている。その一人はスリザリンで、父さんが知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」

「だけど、もしも――」

「――そうなったら、スリザリンは、すばらしい生徒を一人獲得かくとくしたということだ。そうだろう アル、父さんも母さんも、どっちでもかまわないんだよ。だけど、もしおまえにとって大事なことなら、おまえはスリザリンでなくグリフィンドールを選べる。組分け帽子ぼうしは、おまえがどっちを選ぶかを考慮こうりょしてくれる」

「ほんと」

「父さんには、そうしてくれた」ハリーが言った。


    “回头见,阿不思。注意看夜骐。”
    “它们不是隐形的吗?你说过它们是隐形的!”
    但詹姆只是笑着,允许妈妈吻了他,给了爸爸一个匆匆的拥抱,跳上正在迅速挤满乘客的列车,挥了挥手,就跑进车厢里找他的朋友去了。
    “不用害怕夜骐,”哈利对阿不思说,“它们很温柔,一 点也不可怕。再说,你们也不会坐马车进学校,要坐船的。”
    金妮亲吻着阿不思跟他道别。
    “圣诞节见。”
    “再见,阿不思,”哈利在儿子拥抱他时说,“别忘了海格请你下星期五去喝茶。别招惹皮皮鬼。别跟人决斗——在你没学会怎么决斗之前。还有别让詹姆把你逗急了。”
    “要是我进了斯莱特林呢?”
    这句悄悄话是说给爸爸一个人听的,哈利知道,只有别离时刻才会迫使阿不思泄露这份恐惧有多么强烈与真实。
    哈利蹲了下来,使阿不思的脸比自己的略高一点。在哈利的三个子女中,只有阿不思继承了莉莉的眼睛。
    “阿不思·西弗勒斯,”哈利轻声说,只有父子俩和金妮能听到,此时她体贴地假装朝已经上车的罗丝挥着手,“你的名字中含有霍格沃茨两位校长的名字。其中一个就是斯莱特林的,而他可能是我见过的最勇敢的人。”
    “可是如果——”
    “——那斯莱特林学院就会得到一名优秀的学生,是不是 ?我们觉得这不重要,阿不思。但如果你很在意的话,你可以选择要格兰芬多不要斯莱特林。分院帽会考虑你的选择的。”
    “真的?”
    “我就是这样的。”哈利说。

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11/24 18:50