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16 16歳--苦悩の始まり_《一公升的眼泪》原著_日剧台词脚本_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338
16歳--苦悩の始まり
 
入院生活
 
[原文]
 
初めて家を離れての生活が始まる。
五十歳くらいのおばさんとの2人部屋だ。「くれぐれもよろしく」と母が挨拶したので、一緒に頭を下げた。物静かな感じで寂しそうな目をしていた。どんな生活が始まるのが心配で、私は緊張気味。
夕方、おばさんと散歩に行く。桜の木に下のベンチに座った。葉の間から光が躍って見えた。ひどい近視なのではっきりと見えないけど、緑と白光の関係に"美"を感じた。そして葉を無造作に揺らす風に"変"を感じた。
病院生活にもだいぶん慣れたけど、何といっても消灯が九時、夕食は四時半と早い。ペースが変わり、あくせくと一日が駆け足で過ぎて行く。
筋電図(痛ーイ)、心電図、レントゲン、聴力検査と、毎日たくさんの検査をする。
広い病院内を迷子になるくらいあちこちつれて行かれる。でもうす暗い廊下はいただけない。気分まで暗くなってしまう。
いよいよよく効く注射を開始する、と山本紘子先生(現在、藤田保健衛生大学神経内科教授)がおっしゃった。注射の前後を比較するために、歩行、階段の昇降、ボタンかけなどを、16ミリカメラにおさめる。
将来、私は何になるだろう、いや、なれるだろうか?
条件 一 体を使わないでできること。
   二 頭を使ってできること。
   三 収入が安定していること。
難しい。この三条件を満たす職業なんてあるだろうか。若いドクターが数人で、わたしをひねくりまわす。爪先立ちをして!目を瞑って立って!これ、できるかな?
そして骨盤がどうのこうの......。
あげくの果てに「おもしろい?」
もう、いや。わたしは、モルモットじゃない、もうやめて!と叫びたくなった。
待ちに待った日曜日。母上と妹2人がきてくれる。皆で屋上へ洗濯物を干しに行った。青い空がきれいだった。雲も白くてきれいだった。風も生暖かかったけど気持ちよかった。久しぶりに人間に返った気がした。
脊髄液をとる。頭がイタイ。猛烈に痛い。注射のせいか!
みいちゃん一家(母の弟家族)がきてくれる。おじちゃんの目は、まっ赤だった。よほど言おうと思ったけど言えなくて、じっと見ていたら、「仕事で日焼けしたし、昨夜遅くまで起きていたから......、変な顔しとるか?」
とおじちゃんが言った。
気の毒なほど、黒かった。そして兎のような目だった。泣いた後のように。「亜也、がんばれよ。今度うまいもの持って来てやる。何がほしい?」\r
「本がほしい。サガンの『悲しみよこんにちは』、前から読みたかったの」と頼んだ。
地下の理学療法部へ行く。
PT.川端と今枝(PT.=理学療法士)より、学力テストを受ける。
その時、私は馬鹿なことを言ってしまった。国語と英語が大好きで自信があるとか、成績は上位だとか、よくもまあ言えたもんだ。もうこれっきりにしよう。成績のことを自慢するのは、よけい自分が惨めになって銀行強盗でもしたくなるから......。
だいたい頭がいいなんていうのは、内からにじみでてくるもので、通知表の成績なんかで、わかるもんじゃあない。
PT.川端は、学生時代、いたずらばかりしていたそうだ。ほんとは、その方がいい、健康的だもの。
わたしは、まだ若いのにこんな体になったしまって……。
あまりにも情けなくて、不覚にも涙が出てしまった。
もう、これ以上言うまい。書くだけ書いたら、サバサバした。
私がガリガリ勉強するのは、これしかとりえがないから。
私から学ぶことを取ったら、不自由な体が残るだけ。こんなことは思いたくない。
寂しいけど、厳しいけど、これが現実!
頭なんか悪くてもいいから、丈夫な体がほしい。
 
[译文]
 
初次离开家的生活开始了。
我和一位50岁左右的大妈住在同个病房。“请多关照。”妈妈和她寒暄到,彼此都很客气地点头致意。大妈人挺稳重,眼神看起来有点寂寞。接下来的生活会是怎样的呢?好担心阿,我有点紧张。
傍晚,和大妈一起去散步。坐在樱花树下的长椅上,透过树叶的缝隙看到光在闪动。我近视挺厉害,虽然看不清楚,但仍能从绿色的树叶和白色的光感受到美,而且树叶轻轻摇摆,让我体会到风的奇妙。
医院的生活大体上习惯了,但是9点钟熄灯,四点半吃晚饭,实在太早了。生活节奏发生改变,忙忙碌碌的一天很快就过去了。
肌电图(好疼),心电图,X光,听力检查,每天要检查好多项目。
我被带到这儿带到那儿,在偌大的医院里几乎迷路。但是昏暗的走廊不行,甚至心情也会跟着低落。
终于开始注射效果显著的药物了,山本弘子医生(现任藤田保健卫生大学神经内科教授)说。为了将注射前后进行比较,步行,上下楼梯,解纽扣等等动作都用16毫米照相机记录下来。
将来,我会成什么样呢?不对,我有将来吗?
条件 一 不依靠身体就能做的事情
          二 脑力工作
          三 稳定的收入
好难。满足这三个条件的职业存在吗?
几个年轻的博士,把我摆弄来摆弄去。踮起脚尖站好!闭上眼睛站好!这样能行吗?
而且还对我的骨盆指指点点。。。。。
最终结论是“很有趣”?
够了!不要这样。我不是你们的试验品,住口!我想叫喊。
期盼已久的周日终于到了。妈妈和两个妹妹来看我。我们一起到天台上晒洗衣服。蔚蓝色的天空上白云朵朵,好美啊。暖暖的风吹过,心情好极了。感觉回到了久违的世界。
抽取骨髓。头好痛。注射的缘故,头剧烈的疼痛。
三井舅舅一家来看我(妈妈的弟弟)。舅舅的眼睛通红,欲言又止的样子,一动不动地盯着我看。“工作的原因晒黑了,昨晚很晚才睡。。。。我的脸是不是很奇怪?”舅舅说。
好可怜啊,晒得这么黑。兔子似的眼睛,像是刚哭过。“亚也,加油啊!下次给你带好东西来。想要什么?”
“想要书。萨根的《悲伤,你好》。以前就一直想看的。”我恳求道。
到地下室的物理治疗部。
物理治疗医师川端和今枝给我做了学习能力测试。
当时,我说了很傻的话。因为喜欢国语和英语,所以对此很自信啦,学习成绩很突出啦,没想到我竟然敢这样说!就此打住吧。自夸成绩,显得自己更加凄惨,好像一个人穷到要去抢银行一样。
一个人聪明与否是从内散发出来,不是靠成绩单什么来表现的。
据说PT.川端在学生时代只知道玩。事实上,他又聪明又健康。
我这么年轻身体已经变成这样了。。。。。
太可怜了,不自觉的眼泪流了出来。
够了,不想再说了。只是写出来的话,心情就好多了。
我拼命读书,因为这是我唯一可取之处。
除了学习外,只剩下这个不能自由活动的身体。我不愿这样想。
寂寞也好,残酷也好,这就是现实!
脑子再傻也没关系,健康的身体才是我最需要的。

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