亜也の家
潮香:クラス委員に選ばれたの?弘樹:すげえ。
瑞生:さすが俺の子だ。
亜湖:お父さん、クラス委員になったことあんの?瑞生:いや特にない。
亜湖:何それ?
あや だんし いいん ぜんぜん き こ
亜也:でも男子のクラス委員なんか全然やる気ないの。あっあの子。
瑞生:うん?
亜也:入試の日に車転自の乗っけてくれた子。
瑞生:あっあの二人乗り男か?
潮香:同じクラスになったの あっ じゃ? 、 今度連れてらっしゃいよ。
亜也:んっ!?
瑞生:う ん まあしょうがー 、 ねえな。豆腐の一丁でも食わしてやるか なっ!うん。
亜湖:この間はあんなに怒ってたくせに?
みずお ふたり の おとこ あや ひがしこう瑞生:だってしょうがねえだろ その。 二人乗り男がいなきゃ亜也だって東高に入れなかったかもしれないんだしよ。
亜也:でもその子合唱コンクールの指揮者までわたしに押しつけるんだよ。
瑞生:何何何?ホントか?ウチの娘が衆観大の中でタクトを振るのか?弘樹:俺見に行く。
理加:理加も。
瑞生:俺も。
理加:亜也姉ちゃん、ヘタくそ。
亜也:ホントだね。理加のほうがう んとー 上手だね。
瑞生:ハハハハ。ふーん、合唱コンクールか。