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Ⅱ 相そう関かん関かん係けい
一いっ方ぽうが変へん化かすると、それに応おうじて他た方ほうも変化すると言いい
たいとき
★3
1 ~ば~ほど・~なら~ほど・~ほど
2 ~につれて
3 ~にしたがって
★2
4 ~とともに
5 ~に伴ともなって
6
Ⅱ・1 ~ば~ほど・~なら~ほど・~ほど ★3
【~すれば…になり、もっと~すればもっと…になる】
①面めん接せつ試し験けんのことを考かんがえれば考えるほど、心しん配ぱいになってく
る。
②アルバイトを探さがしています。場ば所しょは学校に近ちかければ近いほどいいんです
が。
③この会かい社しゃで仕し事ごとをするには、英えい語ごが上じょう手ずなら上手なほど
いい。
④あの人の話はむずかしくて、聞けば聞くほどわからなくなる。
⑤外国語は深ふかく勉べん強きょうするほど難むずかしくなる。
⑥わたしは何もしないでいるのが好すきだから、休みの日は暇ひまなほどいい。
⑦優すぐれた営えい業ぎょうマンほど客きゃくの苦く情じょうを熱ねっ心しんに聞く。
接続 Vば+Vる/イAければ+イAい/ナAなら+ナAな+ほど
▶1)「一いっ方ぽうの程てい度どが変かわれば、それとともに他た方ほうも変わる」と言いいたいときの表ひょう現げ
ん。
2)④⑤のように、ふつう予よ想そうすることと反はん対たいの結けっ果かになる場ば合あいにも使つかう。
3)⑤⑥のように「~ば・~なら」のない使つかい方かたもある。また、⑦のように「名めい詞し+ほど」の使い方も
ある。
→10課かⅠ・1「~ほど・~ほどの・~ほどだ」
6
Ⅱ・2 ~につれて ★3
【~すると、だんだん】
①時間がたつにつれて、人の名前も経けい験けんしたことも忘わすれてしまう。
②イタリア語の上じょう達たつにつれて、イタリア人の考かんがえ方かたがわかってき
た。
③健けん太たはよく話す子だったが、大きくなるにつれて、あまり話さなくなった。
④電車が町まちを離はなれるにつれ、家いえの数かずが減へり、緑みどりの畑はたけが広
ひろがっていく。
接続 Vる/する動どう詞しのN+につれて
▶1)「~につれて、…」の形かたちで、「~の程てい度どが変へん化かすると、そのことが理り由ゆうとなって、…の
程度も変化する」という表ひょう現げん。
2)「~」にも「…」にも変化を表あらわす言こと葉ばが来る。
╳20歳はたちになるにつれて、将しょう来らいの志し望ぼうを決きめた。
◯20歳に近ちかづくにつれて、将来の志望がはっきりしてきた。
3)「…」には話す人の意い志しを表す文ぶん(例れい「~つもりだ」)や働はたらきかけのある文(例れい「Vま
しょう」)は使つかわない。
6
Ⅱ・3 ~にしたがって ★3 W
【~すると、だんだん】
①経けい済ざいが発はっ達たつし、生せい活かつが豊ゆたかになるにしたがって、人ひ
と々びとは物ものを使つかい捨すてにするようになった。
②興きょう味みが広ひろがるにしたがって、彼かれはさまざまな分ぶん野やの本を読むよ
うになった。
③今こん後ご、通つう勤きん客きゃくが増ふえるにしたがい、バスの本ほん数すうを増ふ
やしていこうと思おもっている。
接続 Vる/する動どう詞しのN+にしたがって
▶「~にしたがって…」の形かたちで「~が変へん化かすると、…の変化も起おこってくる」という言いい方かた。
「~」にも「…」にも変化を表あらわす言こと葉ばが来る。
6
Ⅱ・4 ~とともに ★2 W
【~すると、それに応おうじてだんだん】
①日が短みじかくなり、冷ひえ込こみが厳きびしくなるとともに、山の木の葉はが色づき
始める。
②歴れき史しの推すい移いとともに人ひと々びとの価か値ち観かんも変かわっていく。
③時間がたつとともに、友ともを失うしなった悲かなしみが少しずつ消きえていく。
接続 Vる/する動どう詞しのN+とともに
▶「~とともに、…」の形かたちで「~が変へん化かすると、…も変化する」という言い方。「~」にも「…」にも変化
を表あらわす言こと葉ばが来る。
→5課かⅠ・2「~とともに」
6
Ⅱ・5 ~に伴ともなって ★2 W
【~すると、それに応おうじて】
①成せい長ちょうするに伴って、彼かれは昆こん虫ちゅうに特別の興きょう味みを示しめ
すようになってきた。
②病気の回かい復ふくに伴って、運動の種しゅ類るいを少しずつ増ふやしていく。
③社会の情じょう報ほう化かに伴い、子どもたちは今までにない危き険けんにあうことが
増ふえた。
④バス停ていの場ば所しょの移い動どうに伴い、バスの時じ刻こく表ひょうにも変へん更
こうがあります。(お知しらせ)
⑤政せい権けんの交こう代たいに伴い、内ない閣かく改かい造ぞうが行われた。
接続 Vる/する動どう詞しのN+に伴ともなって
▶1)「~に伴って、…」の形かたちで、「~が変へん化かすると、それといっしょに…も変化する」という言い方。
「~」にも「…」にも変化を表あらわす言こと葉ばが来る。
2)④⑤のように、「~という原げん因いんや理り由ゆうで、…が起おこった」という文もある。