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孟姜女哭长城(2)
日期:2010-06-07 16:09  点击:1467

  幸福絶頂の二人に突然不幸が訪れたのは、結婚式の当日でした。親戚など大勢の人たちがお祝いに駆けつけ、まもなく式が終わろうとしていたとき、突然役人たちが踏み込んできて、范喜良を捕まえていってしまったのです。花婿が引っ立てられて行った後、孟家は大騒ぎになりました。孟姜女の悲しみようといったらありません。

  「あの人は今頃どうしているかしら。どうして私たちはこんな目に合わなければならないの?」

  寝ても覚めても夫を思い、夫からの便りを待ちわびていました。

  待てど暮らせど夫からの便りはありません。春がすぎ夏になり、そして秋になり冬が近づきました。中国では昔から「寒衣を贈る」といって、家を離れている家族に冬着を届ける習慣があります。

  「家でいつまでも待っていたって仕方ない。そうよ、私があの人に会いに行けばいいんだわ」

  孟姜女は夫に冬着を届けるために、万里の長城に行く決心をしました。反対する両親を説得し、とうとう夫に会うために千里の道に旅立ったのです。

  道中風雨に晒され、険しい山をいくつも越え、急流をいくつも渡り、女の一人旅は苦労の連続でした。お腹がすいたときは草木を食べ、靴は破れ裸足の足は傷だらけでした。それでも、「長城に行けば、あの人に会える」

  という粘り強い気迫と夫への深い愛を支えに、歩き続けました。

  「どんなに苦労をしても、あの人を捜してみせる。そして見つけたら絶対離れはしないわ」

  と心の中で叫びながら、前に進みました。そしてやっと万里の長城にたどり着いたときには、既に雪が降り出す頃でした。
 


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