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昔 々むかし、馬鹿婿ばかむこさんが、お嫁よめさんの実家じっか [1] に行いきました。久
ひさしぶりに娘むすめの婿むこの顔かおを見みた実家じっかのお母かあさんは、たいへ
ん喜よろこび、何なにかうまいものでも食たべさせようと思おもって団子だんごを作つ
くって食たべさせました。
馬鹿婿ばかむこさんは今いままでにこんなにうまい物ものを食たべた事ことがなかった
ので、「うまい!うまい!」と食たべながら「こりゃー、なんと言いうかい、家うちに
帰かえってから嫁よめさんに作つくってもらうけん、名前なまえば教おしえてくれんか
い」と嫁よめのお母かあさんに尋たずねました。お母かあさんは「こりゃー、団子だん
ごて言いうバイ、そいけんお前まえは忘わすれんごと、ダゴ、ダゴ、ダゴて、言いいな
がら帰きえんさい」と馬鹿婿ばかむこに言いいました。
馬鹿婿 ばかむこが「ダゴ、ダゴ、ダゴ、」と言 いいながら帰 かえっているうちに、大
おおきな石 いしがありました 。馬鹿婿ばかむこは思おもわず「ピョントコ」と言いって
跳とびました。馬鹿婿ばかむこさんはそれからあとは、団子だんごは忘わすれてしもう
て、「ピョントコ、ピョントコ」と言いいながら帰かえって行いきました。
そして家 いえに着 つくなり、「ピョントコば作 つくってくれんね」と言 いうと、嫁 よ
めさんは何 なんの事 ことか分 わからず、「ピョントコ」てんなんてん、知 ちらん、家
うちにはそがんとはなか」と言 いうと「ピョントコちゅうぎ、ピョントコくさい」と言
いいます 。
困こまり果はてた [2] 嫁よめさんが「ピョントコて、なんねー。」とまた言いうと、馬鹿
婿ばかむこさんは面倒めんどうくさく [3] なって「ほんに判ばんらんなぁ [4] 、馬鹿ばかも
んが。」と言いうて [5] 嫁よめさんの頭あたまを叩たたきました。すると嫁よめさんの頭
あたまに大おおきなタンコブ [6] ができました。嫁よめさんは「こりゃー、お前まえさん
が叩たたいたけん [7] 、団子だんごのごと張はりれあがった…」と言いいました。馬鹿婿
ばかむこさんは「ほんなことー、その団子だんご、団子だんご」と言いうたと言いう話
はなしですたい [8] …
[1] 「実家」,名词。婆家,娘家。
[2] 「困り果てる」,动词。一筹莫展,束手无策。
[3] 「面倒くさくなる」,不耐烦。
[4] 「判らんなぁ」,わからないわ
[5] 「と言うて」,と言って。
[6] 「タンコブ」,名词。瘤子。
[7] 「叩いたけん」,叩いたから、(ので)。
[8] 「と言うたと言う話ですたい」,と言ったという話です。
从 前,有一个笨女婿去丈母娘家拜访。很久没见到女婿的丈母娘满心欢喜,就想弄些好吃
的给他尝一尝,于是做了丸子给他吃。
笨女婿从来没吃过如此美味可口的东西,他一边吃一边称赞:“好吃!好吃!”并问丈母娘
说:“这个叫什么呀?回家我让媳妇也做,请您告诉我它的名字吧。”丈母娘说:“这个叫丸
子。要是你担心忘记的话,那你就念着‘丸子、丸子、丸子’回家吧。”
笨女婿果然一边往回走一边念道“丸子、丸子、丸子”。途中他碰到了一块大石头,他本能
地喊了一声:“嘿哟!”就跳了过去。之后笨女婿就把丸子给忘了,于是他一边往回走一边
又念道“嘿哟!嘿哟!”
一回到家,笨女婿就对妻子嚷道:“你给我做‘嘿哟’好吗?”妻子不明白他说的是什么,就
说:“‘嘿哟’是什么东西呀?我们家也没有啊。”笨女婿一再重复:“‘嘿哟’好吃。我要‘嘿
哟’。”
困惑至极的妻子又问:“你说的‘嘿哟’究竟是什么呀?”笨女婿变得不耐烦了,“你真的不懂
吗?笨死了!”说着就朝妻子的脑袋用力地敲了一下。顿时妻子的头上长出一个大大的包。
妻子说:“喂!你干嘛敲我呀?你看,都肿得像个丸子啦。”“没错!没错!就是丸子。”笨
女婿才恍然大悟。
语法详解
(1)名詞の/用言連体形+うちに
表示在前项的时间内或在保持前项状态不变的情况下来做后项。相当于“趁
着……的时候”“在……期间”。
* 朝のうちに洗濯をしましょう。
早晨洗衣服吧。
* 子供が寝ているうちに手紙を書いてしまう。
趁孩子睡着的时候写封信。
* 熱いうちに食べなさい。
请趁热吃吧。
* 桜がきれいなうちに、見に行きましょう。
趁樱花还很美丽时,去赏花吧。
(2)動詞終止形+なり
表示前后项动作几乎同时发生。后项不是平时所做的动作,不能用表示命
令、意志、推量、否定等的动词。
* 子供は母親の顔を見るなり、ワッと泣き出しました。
孩子一见到母亲,就哇地哭起来。
* 疲れていたので、夕飯を食べるなり、寝てしまった。
也许因为累了吧,刚一吃了晚饭,就睡了。
* 家に着くなり、テレビを見る。
一到家就看电视。
小知识
団子
米、麦あるいは蕎麦、粟、黍など穀類の粉をこねて丸め、蒸しまたはゆ
でたもの。しょうゆのつけ焼きにしたり、きな粉や餡、またごまやくる
みのたれをつけて食べる。餡を中に包み、表面にごまやきな粉をまぶす
例もある。団子は古くから常食として用いられたが、節供などの物日に
つくることが多かった。慣習と団子のつながりからいえば、正月の二十
日(はつか)団子、春秋の彼岸団子、春の花見団子、秋の月見団子、死
者の枕頭(ちんとう)や墓前に供えた枕団子などがある。「花より団
子」「団子に目鼻」「団子レース」など団子にまつわる言葉がある。
丸子
用米、麦或者是荞麦、小米、黍等谷物的粉揉成丸子状,蒸熟或者煮熟
后,蘸上酱油烤,撒上大豆粉,或是蘸着豆沙、芝麻酱或核桃酱吃的一种
食物。也有的是在里面包豆沙,外面撒上芝麻或者大豆粉。丸子自古就是
日本人的日常食品,一些特定的节日也会制作丸子作为供品。与日本人风
俗习惯相关的有正月的二十日丸子、春分丸子和秋分丸子、春天的赏花丸
子、秋天的赏月丸子、供奉在逝者枕边或者墓前的枕头丸子等。日语中
有“要丸子不要花(舍华求实)”“丸子脸(大饼脸)”“丸子赛跑(五十步笑
百步)”等与丸子相关的谚语。