日语学习网
先斗町(ぽんとちょう)
日期:2025-02-05 13:59  点击:229
1章 日本全国難読地名の由来

先斗町(ぽんとちょう) (京都府京都市)
   「先端」を意味するポルトガル語のpontaが語源
 
 京都市の「先斗町」は中なか京ぎよう区にあり、鴨川と木き屋や町まち通どおりのあいだにある花街だ。もともとは鴨川の州すで、江戸初期に護岸工事で埋め立てられ、江戸後期には公認の遊郭もあった。
 一八七二(明治五)年には、「鴨川をどり」が第一回京都博覧会の附つけ博はく覧らん(余興)として初演され、それをきっかけに先斗町は、日本はもちろん世界的にも有名な花街として知られるようになった。鴨川をどりは現在でも先斗町歌舞練場で上演され、舞まい妓こさんたちによる豪華絢けん爛らんな舞台は、京の初夏に欠かすことのできない風物詩となっている。
 ところで、この「先斗町」という地名だが、ポルトガル語で「先端」を意味する「poポnンtaタ」に語源があるとされている(英語の「point」と同意)。
 江戸初期の京都では、南蛮貿易がおこなわれていたが、その影響で、各地の地名にポルトガル語に関係する言葉が使われたといわれる。先斗町も、そのなかの一つというわけだ(『広辞苑』の編者、新しん村むら出いずる氏が唱えた説とされている)。
 ちなみに、鴨川と高瀬川に挟まれた「堤つつみ」になっていることから、「堤」=「鼓つづみ」が「ポン」と鳴ることにかけて、「ぽんと」になったとする説もあるようだ。

分享到:

顶部
03/04 11:13