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八街(やちまた)
日期:2025-02-05 14:42  点击:280
 八街(やちまた) (千葉県八街市)
   この地の政府救民事業の順番は八番目だった
 
 千葉県八街市は、江戸時代には市の大部分が「佐さ倉くら七しち牧ぼく」と呼ばれていて、幕府の野馬の放牧地であった。その後は農業を中心に発展し、落花生の生産地として全国的に知られるようになった。市のイメージキャラクターである「ピーちゃん」「ナッちゃん」も、落花生をモデルにしたものである。
 また、ここはスイカの産地としても有名で、そのほかの生鮮野菜とともに、首都圏をはじめ、全国に出荷されている。そして、近年は首都圏のベッドタウンとしての機能も果たし、人口は平成に入ってから急増している。
 八街市は、一九九二(平成四)年に千葉県下三〇番目の市として誕生した。しかし「八街」という地名は、一八七二(明治五)年に、すでに命名されていた。
 一八六八(明治元)年、明治新政府は救民対策事業として、それまで幕府の放牧地だった小金・佐倉両牧の開墾を決定した。その際、佐倉牧内にある柳沢牧が、小金・佐倉両牧の開墾がはじめられてから八番目に開墾がおこなわれたということから、「八街」の地名が付けられたのだ。つまり、八番目の街だから八街というわけである。
 そして、のちに市制がしかれるようになっても、この地名がそのまま受け継がれて、現在に至っている。

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