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奈良(なら)
日期:2025-02-28 20:50  点击:297
奈良(なら) (奈良県奈良市)
   「ナラ」とはなんと、朝鮮語で「国」を意味する言葉 奈良市は、奈良県北部にある県庁所在地で、八世紀のはじめに建設された平城京に起源をもつ都市だ。その後、東大寺、興福寺、春日大社などの社寺が繁栄し、門前町も発達して、室町末期頃までに旧市街地の原形ができあがった。
 近世には、社寺への参拝を兼ねた観光客が増加してさまざまな産業も発達し、明治以降は県庁所在地として奈良県の政治?経済?文化の中枢を担うとともに、観光都市としても発展を遂げた。
 ところで、地名の「奈良」の由来だが、これは「国」を意味する朝鮮語「ナラ」にあるとされる。大陸から渡ってきた人々がこの地にすんだことから、そう呼ばれるようになったのではないかというのだ。かつて、ナラと呼ばれる地域は全国にあり、その多くは渡来人に関連していたとみられている。
 古来、このナラにはさまざまな字があてられてきたが、じつは、平城京もナラに「平城」の文字をあてて、漢風に表現したものである。実際は、「平」一文字でナラと読めるのだが、そこに「城」を加えたのは、都城の意味を加えたからだと推測されている。また、このほかにも、「寧楽」「諾楽」などの文字があてられていたようだ。
 平城京が都でなくなったあとの奈良は、王侯貴族によって南なん京きよう、南都などと呼ばれた。しかし、やがて奈良が正式な呼称となって、南京、南都は雅称となったのである。
 

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